| 医薬品評価誌The Medical Letterメルマガ#1375 [インフルエンザワクチン2011〜2012/Ca補給は心筋梗塞リスクを増加させるか?/プロポフォール] |
「The Medical Letter日本語版」は、原則的にFDA承認新薬[新規成分]の全部を評価しますが、
その領域の主要薬剤の位置づけと評価、更に市場・最新動向をレポート。
| 第1375号のトピック![2011.11.17] |
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インフルエンザワクチン 2011〜2012年
Ca補給は心筋梗塞リスクを増加させるか? 【短信】プロポフォール(再掲) |
| インフルエンザワクチン 2011〜2012年 |
Influenza Vaccine for 2011-2012
年1回のインフルエンザA型およびB型ウイルスワクチン接種は、最も有効なインフルエンザ予防法であり、インフルエンザの症状と合併症を軽減することが示されている。 今シーズンは、18〜64歳の成人を対象とした新しい不活化皮内投与ワクチン(Fluzone Intradermal;日本未開発)がFDAに承認された。 インフルエンザの化学予防と治療については今後の号で取り上げる。
【日本語版コメント1375〜インフルエンザワクチン 2011〜2012年】11.10.17
日本では、平成21年に流行がみられた新型インフルエンザについては、今シーズンからは季節性インフルエンザとして対策を行うことになっ。 季節性インフルエンザには、A/H1N1亜型(平成21年に流行した新型インフルエンザと同じもの)、A/H3N2亜型(いわゆる香港型)、B型の3つの型があり、いずれも流行の可能性がある。 国立感染研2012年1月27日発表では定点医療機関以外での受診者を含めた総患者数は約111万人と推計される。 日本の季節性インフルエンザワクチン(HAワクチン)は9社4製品系列全部が国産品。
→詳細は参考資料●MLリソース:インフルエンザに纏めた。
【要約】
・2011〜2012年のインフルエンザワクチンについてまとめた。
・今シーズンの季節性3価インフルエンザワクチンには、昨シーズンと同じウイルス株が含まれる。
・今シーズンは、成人用の新しい不活化皮内投与ワクチンがFDAに承認された。
・従来と同様に、季節性インフルエンザワクチンの接種はワクチン発売後〜インフルエンザシーズンが終わる5月まで、禁忌でない生後6ヶ月以上の全員に薦めるべきである。
| Ca補給は心筋梗塞リスクを増加させるか? |
Do Calcium Supplements Increase the Risk of Myocardial Infarction?
Ca補給は、食事によるCa摂取量が不足している女性において、閉経後骨粗鬆症の予防に推奨される1。 最近、Ca補給の安全性が疑問視されるようになったことから、服用を継続すべきかどうか、患者から問い合わせがあるかもしれない。 この問題の情報源は、British Medical Journalに掲載されたメタアナリシス2報2,3。
【要約】
・British Medical Journalに掲載されたメタアナリシス2件で、Ca剤服用者は心筋梗塞のリスクが20〜25%増加することが示されたことから、Ca剤の安全性が疑問視されている。
・これらのメタアナリシスは、方法論の欠点から結果の妥当性に疑問がある。
・Women's Health Initiativeの研究グループが実施した無作為化試験では、Ca/ビタミンD群における心筋梗塞、冠動脈疾患死、脳卒中はプラセボ群とかわらなかった。
| 【短信】プロポフォール(再掲) |
IN BRIEF: Propofol Revisited
ある読者から、結腸内視鏡のような簡単な処置に対する鎮静剤としてのプロポフォール(Diprivan他;日本では1%ディプリバン注[アストラゼネカ]他)の使用について、レビューしてほしいとの依頼があった。
【日本語版コメント1375〜【短信】プロポフォール(再掲)】
プロポフォールは、英国ICI 社(現AstraZeneca 社)により開発され、英国では「全身麻酔の導入及び維持」の効能・効果で1986 年に承認を受け、同年に「Diprivan」の販売名で上市された。その後、「集中治療時の鎮静」の効能が1991 年に追加承認され、「ディプリフューザーTCI による投与方法」の用法・用量が追加承認され、現在に至っている。 日本では、1988年11月より1%ディプリバン注の臨床試験を開始し、1%ディプリバン注について1995年9月に「全身麻酔の導入及び維持」1999年3月に「集中治療における人工呼吸中の鎮静」の効能・効果で承認を受けた。2001年3月にプレフィルドシリンジ製剤である「1%ディプリバン注-キット」の輸入承認を受け、同時にそれを用いた「ディプリフューザーTCI 機能を用いる投与方法」に関する用法・用量の承認を受けた。 日本でもジェネリック品が販売。
→詳細は参考資料●MLリソース:麻酔薬・鎮静剤に纏めた。
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