| 医薬品評価誌The Medical Letterメルマガ#1280 [新規局所用抗菌薬レタパムリンRetapamulin (Altabax−GSK)/性器疣贅治療薬Veregen[Bradley/Medigene]] |
「The Medical Letter日本語版」は、原則的にFDA承認新薬[新規成分]の全部を評価しますが、
その領域の主要薬剤の位置づけと評価、更に市場・最新動向をレポート。
●What' New
| 調査レポート「変容する脂質異常症治療薬」を発行しました。 新刊! 詳細→http://www.medmk.com/ykk/ ;2008.5.13 |
| 第1280号のトピック![2008.3.25] |
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新規局所用抗菌薬レタパムリンRetapamulin (Altabax−GSK)
性器疣贅の治療に用いる植物性医薬Veregen[Bradley/Medigene] 【短信】セベラマーベースのリン結合剤Sevelamer carbonate (Renvela − Genzyme), a buffered form of sevelamer HCl (Renagel − Genzyme) |
| 新規局所用抗菌薬レタパムリンRetapamulin (Altabax−GSK) |
Retapamulin (Altabax) − A New Topical Antibiotic
局所用抗菌薬レタパムリンRetapamulin (re-tap'-a-mue'-lin; Altabax − Glaxo-SmithKline;日本未開発)が、化膿レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)およびメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)による水疱性および非水疱性膿痂疹の治療薬として、FDAに承認された。 本剤は処方箋が必要な1%軟膏である。
【日本語版コメント1080〜皮膚感染症】
皮膚感染症の患者数は7.9万人(2005年)と少ない。 内訳は蜂巣炎3.4万人、膿痂疹2.1、皮膚膿瘍,せつ及びよう1.3万人。 一般に外用抗生物質が使用される。
米国で最近「膿痂疹(とびひ)」を適応とするの局所抗菌剤レタパムリン(Altabax−GSK)がFDAに認可された。 膿痂疹専用薬としては初。 膿痂疹は小児に生じる細菌感染症の一種。飛び火ともいう。小児の体幹・四肢に膿疱を伴う痂皮ができる。 黄色ブドウ球菌・連鎖球菌が原因で接触感染にて感染が広がることがある。 治療は、抗生物質の内服・外用。
→詳細は参考資料●MLリソース:抗生物質[個別製品]●MLリソース:抗菌剤・抗生物質に纏めた。【要約】
| 性器疣贅の治療に用いる植物性医薬Veregen[Bradley/Medigene] |
Veregen: A Botanical for Treatment of Genital Warts
FDAは、植物性医薬品sinecatechins(Veregen − Bradley/Medigene;日本未開発)を外性器および肛門周囲疣贅の治療薬として販売承認した。 Sinecatechinsは、Camellia sinensis(茶の木)の緑茶葉の水抽出物で、カテキンおよびその他の緑茶成分の混合物である。
【日本語版コメント】
性器疣贅(尖形コンジローム)の世界の患者数は3000万人、日本は患者調査によると、3000人と少ない。
ヒトパピローマウイルスの感染により発症し、性器や肛門などに乳頭状、鶏冠(とさか)状の病変をつくる疾患。 治療薬は唯一「ベセルナクリーム5%」[持田製薬](一般名:イミキモド)で、日本でもようやく昨2007.12.10発売された。 それまでは外科的療法(液体窒素による凍結療法、電気焼灼、レーザー蒸散及び外科的切除)による肉眼的病変の除去が行われてきたが、対症療法に過ぎない。
今2008年1月に2番手の治療薬Veregenが米国発売されたので評価する。
→詳細は参考資料●MLリソース:性感染症に纏めた。【要約】
| 【短信】セベラマーベースのリン結合剤Sevelamer carbonate (Renvela − Genzyme), a buffered form of sevelamer HCl (Renagel − Genzyme) |
Sevelamer-Based Phosphate Binders
陽イオン交換樹脂,塩酸セベラマーSevelamer HCl(Renagel − Genzyme;レナジェル錠250mg[中外製薬]、フォスブロック錠250mg[キリンファーマ])1を緩衝化製剤(buffered form)炭酸セベラマーSevelamer carbonate(Renvela − Genzyme;日本未開発)が、慢性腎不全による透析患者を適応としてFDAに承認された。 メーカーによると、Renvelaは、透析患者において代謝性アシドーシスを誘発もしくは悪化させることが明らかとなったRenagelに換わる薬剤となる。 無作為化クロスオーバー試験2試験では、両剤の血清リン酸濃度低下作用は同等であることが示されている2,3。
炭酸セベラマー群は、塩酸セベラマー群に比し血清重炭酸塩濃度が高く、消化器系副作用が少なかった。 炭酸セベラマーは800 mg錠で、グラムベースで塩酸塩から切り替えることができる。 血液透析を始めた患者を対象とした最近の研究では、セベラマーベースのリン結合剤は安価なカルシウムベースのものに比べ、死亡に対して有益な作用を及ぼすことが示唆されたが4,5、一部の批評家は懐疑的である6。
| お知らせ |
| 調査レポート「変容する脂質異常症治療薬」を発行しました。 新刊! 詳細→http://www.medmk.com/ykk/ ;2008.5.13 |
まえがき 脂質異常症の診断基準と治療動向 脂質異常症の患者動向――ガイドライン改訂で患者は減るのか 脂質異常症治療薬の現状――安心して使える成熟製品,新作用機序品の登場 脂質異常症治療薬の市場動向――既存品低迷,新作用機序登場,generic好調 脂質異常症治療薬の開発動向――ポスト・スタチン時代への挑戦 脂質異常症治療薬関連の主要企業・注目企業の現状と今後――企業ランクは変動するのか? 5年後の脂質異常症の治療・市場動向予測――ガイドライン徐々に浸透,患者増,市場横這い まとめ
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