Fukumi MedicalMediaメール配信サービス

 このメールマガジンは医薬品評価誌「The Medical Letter日本語版」発行の都度、
その記事ダイジェストをお届けするものです。

 「The Medical Letter日本語版」は、原則的にFDA承認新薬[新規成分]の全部を評価しますが、
その領域の主要薬剤の位置づけと評価、更に市場・最新動向をレポート。

●What' New


2006年度版より版元が株式会社フクミから株式会社メドレットに変更になりました。
 業務全てを引き継ぎますので、読者ヘの迷惑は発生しないはずです。 連絡先およびURLが変更になりましたので御注意ください。(移管は2006.4.1に実施。)
 WEBアクセスは、フクミのURLページを指定した場合でも、当面は、新URLページに自動ジャンプするように設定してあります。[2006年末迄]
●バックナンバー The Medical Letterメルマガ ●参考資料update 医薬調査資料の頁 製薬各社製品売上(世界) 製薬各社製品売上(国内) 「FDA承認新薬一覧」 ML資料:FDA諮問委員会〜議題 ●無料メルマガ「吉川医薬経済レポート」 を、メルマガ最大手配信サイト「まぐまぐ」経由で、2003年2月から発行開始しています。 案内・申込み バックナンバー メルマガ化以前の既刊号 ●「The Medical Letter日本語版」本誌読者ヘ 2006.2.13 第1222号をuploadしました。  なお、このメルマガの宛名末尾にある xxxx-xxxxxxxx という数字は、あなたのWEB ID-Passwordです。[購読者用] 本メルマガは読者のうちメールアドレスをご登録頂いているには原則として配信 しています。 既刊分 →http://www.medmk.com/mm/mailmg/ 発行:2006.2.13、更新:




第1222号のトピック![2005.12.21]

インフルエンザ予防・治療に用いる抗ウィルス薬

脱毛症治療薬フィナステリドとミノキシジル(再掲)





インフルエンザ予防・治療に用いる抗ウィルス薬

Antiviral Drugs for Prophylaxis and Treatment of Influenza

 不活化ワクチン接種前(または接種後2週間未満)のインフルエンザ暴露、あるいは流行株が不活化ワクチンに含まれる株と異なった場合には、抗ウィルス薬の予防投与が望ましい。 抗ウィルス薬は、ワクチン接種の状態にかかわらず、インフルエンザを発症した患者の治療にも用いることができる。

【日本語版コメント】

【要約】
・インフルエンザの予防・治療に用いられる抗ウィルス薬についてまとめた。
・インフルエンザA型の予防・治療にはアマンタジン、リマンタジンを使用することができるが、治療中に耐性が発現し、耐性ウィルスの伝播が起こる恐れがある。
・インフルエンザAまたはB型の治療薬として最も有効性、安全性、治療の簡便さのバランスに優れているのは、ノイラミニダーゼ阻害薬のオセルタミビルである。
・同じノイラミニダーゼ阻害薬のザナミビルもインフルエンザの予防・治療に有効という報告があるが、FDAの承認は治療のみ。
・H5N1型鳥インフルエンザにはノイラミニダーゼ阻害薬が有効かもしれないが、至適用量や治療期間は不明。




脱毛症治療薬フィナステリドとミノキシジル(再掲)

Finasteride and Minoxidil for Alopecia Revisited

 脱毛症の治療薬としてFDAに承認されている薬剤は、未だフィナステリドとミノキシジルのみである。 これらは異なる作用機序を持つことから1、男性の脱毛症の治療に両薬剤を併用する臨床医もいる。

【日本語版コメント】
 1999年6月にミノキシジル製剤「リアップ」(男性用)が日本で初めて医療用での販売を経ずに、一般用医薬品(ダイレクトOTC薬)として大正製薬から発売、初年度売上高は約300億円を記録し、また累計販売本数は3,000万本を超える製品となった(2005年1月末現在、60mL換算)。 2005年3月には、女性用の発毛剤「リアップレディ」が発売されている。 この主成分である「ミノキシジル」は、米国アップジョン社(現ファイザー社)が開発した発毛・育毛成分で、米国では、1985年に食品医薬品局(FDA)に申請、1988年に医療用医薬品として承認を受け発売され、1996年にはスイッチOTCとして男性用、女性用が発売され、FDAが唯一有効性を認めた外用発毛剤として大ヒットし、現在でも一般用医薬品として販売されている。
 米国では、もう一つの脱毛症治療薬フィナステリドが1997年にFDA承認され、こっちの方がよく使われていたわけだが(2004年度Propecia売上高 270百万ドル)、これも昨2005年12月とうとう日本で発売された。

 →詳細は参考資料●MLリソース:脱毛症治療薬に纏めた。

日本語版註)finasteride (Propecia[Merck]) (フィナステリド)プロペシア
【別名】MK-906, YM-152 【開発元】Merck  [DBR_ID]30014
 【化学名】N-(1,1-dimethylethyl)-3-oxo-,(5α,17β)-4-azaandrost-1-ene-17-carboxamide
 【承認】FDA申請=1996.12.20、FDA承認=1997.12.19 ; 【製剤】錠-finasteride 1mg 【適応】indicated for the treatment of male pattern hair loss (androgenetic alopecia) in MEN ONLY 【用法用量】1日1回1mg 【作用】a synthetic 4-azasteroid compound, is a specific inhibitor of steroid Type II 5α-reductase, an intracellular enzyme that converts the androgen testosterone into 5α-dihydrotestosterone (DHT). 男性型脱毛症はAGA(Androgenetic Alopeciaの略)とも呼ばれ、時間の経過とともに進行。AGAの主な原因物質はDHT(ジヒドロテストステロン)で、DHTは5α-還元酵素によってテストステロンから産生される。このDHTから脱毛シグナルが出されると毛髪は長く太く成長する前に抜けてしまい、細く短い毛が多くなって薄毛が目立つようになる。プロペシア(R)は、5α-還元酵素を阻害しDHTの産生を抑制するという、明確な作用機序を持った薬剤。 【特徴】世界で初めての、医師が処方する内服の男性型脱毛症用薬で、世界60カ国で承認 【製品情報】http://www.propecia.com/ 【添付文書】Propeca-PI 【提携】 【EU】 【日本】プロペシア錠0.2mg,1mg[製造販売元/萬有製薬株式会社]申請=2003.3、輸入承認=2005.10.11、薬価収載=x(保険適用外)、発売=2005.12.14 【製剤〜日本】錠-フィナステリド0.2mg,1mg 【適応〜日本】男性における男性型脱毛症の進行遅延 【用法用量〜日本】男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを1日1回経口投与する。なお、必要に応じて適宜増量できるが、1日1mgを上限とする 【製品情報〜日本】[propecia.jp] 【添付文書〜日本】[添付文書]-[インタビューフォーム] 【その他】The User Fee

日本語版註)minoxidil (Rogaine [Pfizer])ミノキシジル
 【別名】Regaine , Rogaine , U 10858  【開発元】Pfizer  [DBR_ID]16786-2670
 【化学名】2,4-Pyrimidinediamine, 6-(1-piperidinyl)-, 3-oxide; CAS REG.38304-91-5
 【承認】FDA申請=1985、FDA承認=1988.8.17[OTC] ; 【製剤】外用液-2%; Extra-5% 【適応】To regrow hair on the top of the scalp  【用法用量】1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布 【製品情報】rogaine.com 【添付文書】Rogaine Product Information 【日本】リアップ[大正製薬]承認=1999.2、発売=1999.6(OTC) 【製剤〜日本】外用液剤100ml中ミノキシジル1.0g 【適応〜日本】壮年性脱毛症における発毛、育毛、抜け毛の進行予防 【用法用量〜日本】1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布 【添付文書〜日本】リアップ[説明書] 【その他】

【要約】
・脱毛症の治療薬としてFDAに承認されているのは、依然として経口用フィナステリドと局所用ミノキシジルのみである。
・いずれもある程度の毛髪再生効果があるが、投与を中止すると新たに生えた毛髪が脱落するため、無期限に投与を継続しなければならない。
・経口用フィナステリドはもともと5 mgで良性前立腺肥大の治療薬として承認されており、この用量ではhigh-grade前立腺癌の発生率がプラセボ群を上回ったが、脱毛症に用いられる1 mgで同様の作用があるかどうかは不明。
・局所用ミノキシジルは安全だと思われる。





The Medical Letter日本語版
アメリカを中心に世界各国で発行される医薬品臨床評価ニュースレター日本語版(隔週刊)のご案内です。 日米同時発行。
 本誌は医薬品、特にすべての新薬と既存薬の新しい有用性・副作用情報に関する公正で厳密かつ最新の医薬品評価情報を毎号提供します。

 アメリカで1959年に創刊され、40年以上にわたって、2週間に1回(年26回)、常に最新の情報を提供し続ける治療・投薬マニュアルとして、米国で現在15万部以上発行され、欧米の医療従事者に絶大な信用のある「The Medical Letter on Drugs and Therapeutics」の日本語版です。
 ○WHO推奨Drug bulletins[3種]の一つ。 WHO Guide to good prescribing - Annex2: Essential References
 ○仏、伊、西の各国語版も数万単位の部数を発行
(日本語版は1985年以来版権を得て翻訳版として発行)

★Fukumi MedicalMediaのURL
                       http://www.medmk.com/mm/
★パンフレット [html] http://www.medmk.com/mm/meddm.htm
                [pdf]  http://www.medmk.com/mm/meddm.pdf
  見本のページ         http://www.medmk.com/mm/ml_sampl.htm
★ヘッドライン(1995-2004)
                号順   http://www.medmk.com/mm/ml_nr.htm
                薬効順 http://www.medmk.com/mm/ml_tc.htm
★本文へはIDとパスワードが必要です。→アクセス方法
                       http://www.medmk.com/mm/web_id.pdf
★各テーマ毎の医薬資料集
                       http://www.medmk.com/mm/add/ml_add.htm


●参考資料
医薬調査資料(追加メモ)の頁製薬各社製品売上(世界)製薬各社製品売上(国内)「FDA承認新薬一覧」
ML_ADD資料:FDA諮問委員会〜議題




メルマガリンク・相互リンク

●無料メルマガ「吉川医薬経済レポート」 案内・申込み | バックナンバー |メルマガ化以前の既刊号「薬剤師がお送りする簡単薬剤師並知識養成講座」 - 2004.2.13 創刊 これからの時代は、自分の健康は自分で守る時代です。 それを実行するためには、ご自分自身で健康や医療の情報を収集することも大切です。 このメルマガはその手助けをすることを目的としています。