MLリソース:中皮腫(Mesothelioma)









【日本語版コメント1180】
 中皮腫(Mesothelioma)という耳慣れない胸部癌の一種がある。 この原因の大半(80%以上)が建材として使われてきた石綿(アスベストasbestos)による健康被害。 しかも、アスベストは、暴露後(粉じんを吸ってから)20年~30年経過して突然、肺がんや悪性中皮腫、胸膜や腹膜の癌などの恐ろしい健康被害をもたらす。
 日本の中皮腫死亡者数は、1999-2002年の8年間合計5,182人(2002年810人)と少ないが、2000年から2029年に至る30年間で死者5万8千人程度と予測される。 欧州では今後35年間の合計は25万の中皮腫による死亡が予測。 既に現在毎年1.0-1.5万人の患者が発生している。
 世界での石綿使用禁止の動きは加速し、EU加盟国では、2005年1月から原則的にクリソタイルが禁止になるが、日本ではまだ代替品の問題から禁止日程は不明確。 それでも[厚労省労働基準局]石綿ばく露労働者に発生した疾病の認定基準に関する検討会の結果から、昨2003年9月19日、石綿(アスベスト)による疾病の認定基準等の改正を行う等対応は進んでいる。
 一方アスベスト被害補償をめぐる訴訟は、アスベストによる死亡が毎年1万人という米国で史上最大規模の約8,400社が対象となっており、そのうち2002年末に米油田開発サービスのハリバートン1社だけで、従業員らの起こしたアスベスト訴訟の和解金額が総額40億ドル(約4840億円)、既に倒産・廃業・企業売却された企業も多い。

 本題にもどり、「中皮腫」の治療法だが、これまで各種制癌剤が試されたものの、有効性は低く、生存期間は6~8か月と非常に短いもの。 そこに初めて中皮腫治療薬がFDA承認された。 このAlimtaは2004.2月にFDA承認、同月発売され、Lilly社2004Q1決算での売上はUS$11.6mだった。


【市場】Eli Lilly
($ milllion)20052004200320022001200019991998備考
Alimta463.2(-)142.6------[pemetrexed]中皮腫、肺癌
  米国296.3121.8-
  国外166.920.8-
【開発中の新薬】「治験」ホームページ[厚生労働省] - 開発中の新薬[<情報提供:日本製薬工業協会>] /2017.9.26
治験薬記号(一般名)
および剤型
予定される効能又は効果、
対象疾患名および症状名
開発段階その他
国内海外 (地域)
MEDI4736(durvalumabデュルバルマブ)+MEDI1123(tremelimumabトレメリムマブ)[アストラゼネカ株式会社]非小細胞肺癌(3rd Line)(PD-L1抗体+CTLA4抗体)第Ⅲ相
非小細胞肺癌(1st Line)(PD-L1抗体+CTLA4抗体)第Ⅲ相
頭頸部癌(2nd Line)(PD-L1抗体+CTLA4抗体)第Ⅲ相
頭頸部癌(1st Line)(PD-L1抗体+CTLA4抗体)第Ⅲ相
膀胱癌(1st Line)(PD-L1抗体+CTLA4抗体)第Ⅲ相
胃癌(2nd/3rd Line)(PD-L1抗体+CTLA4抗体)第Ⅱ相
肝臓癌(2nd Line)(PD-L1抗体 + CTLA4抗体)第Ⅱ相
【メモ】Tremelimumabは、アストラゼネカが開発中のヒト型抗ヒト細胞傷害性Tリンパ球抗原-4(CTLA-4)モノクローナル抗体であり、活性化T細胞における抑制的調節因子であるCTLA-4とそのリガンドである抗原提示細胞上のB7(CD80/CD86)分子との結合を阻害することにより、ヒトの免疫システムを掌るT細胞を活性化するよう設計されています。

アストラゼネカ 悪性中皮腫に対するTremelimumabの国内第I相臨床試験を開始[2015年10月08日]
TREMELIMUMAB、 悪性中皮腫治療薬として米国FDAにより希少疾病用医薬品に指定[2015年4月17日]
アストラゼネカと協和発酵キリン がん免疫療法における開発提携契約を締結[2014年7月30日]
~本試験では、アストラゼネカの抗PD-L1抗体製剤であるMEDI4736と協和発酵キリンの抗CCR4ヒト化抗体製剤であるモガムリズマブの併用療法と、アストラゼネカの抗CTLA-4抗体製剤であるtremelimumabとモガムリズマブの併用療法を検証します。

MORAb-009(一般名:amatuximab) 注射[エーザイ]中皮腫
(メソセリンに対するキメラ型IgG1抗体/モノクローナル抗体)
米欧第Ⅱ相Morphotek
【メモ】米の抗体医薬ベンチャーのモルフォテック社(Morphotek、現エーザイ子会社)が創製したヒト化IgG1モノクローナル抗体(静注剤)。抗メソセリン抗体。癌細胞の転移に深く関わる癌細胞表面の接着蛋白メソセリンを認識し結びつくことで癌転移などを抑制する。適応症は膵臓癌。その他、中皮腫、非小細胞肺癌(NSCLC)、子宮内膜癌などのメソセリン発現腫瘍。2004年1月モルフォテック社はNCIとの間で癌抗体医薬の共同研究開発契約を締結した。2005年12月モルフォテック社はNCIよりメソセリン発現腫瘍の診断と治療に対する本抗体とその分子改変体の全世界での独占的開発・販売権を取得した。2006年11月、米FDAより膵臓癌を適応にオーフォンドラッグ指定された。メソセリン陽性の進行癌患者でのフェーズ1では本抗体12.5~100mg/m2を週1回4週間静注した。中間解析11例で静注反応が4例に認められたが、用量制限毒性は認められなかった。フェーズ1で良好な忍容性と抗癌作用が示唆された。2007年4月17日、エーザイはモルフォテック社を3億2500万ドルで買収したと発表。モルフォテック社は人間のリンパ球を使った独自のヒト化抗体の作製技術を持っており、エーザイはモルフォテック社の抗体医薬の開発候補品や抗体開発技術を導入し、癌領域を強化する。2008年2月エーザイは膵臓癌患者152人を対象とした米フェーズ2を2007年10月以降に開始したと発表、ゲムシタビンとの併用療法における第一選択薬として検証する。ゲムシタビン併用のフェーズ2は欧、アルゼンチンおよびブラジルでも実施中。2008年4月16日エーザイは欧州委員会がオーファンドラッグ指定したと発表。EU域内でオーファンドラッグ指定を受けると、販売承認取得後にEU加盟国内で10年間の独占販売期間が与えられるほか、開発に関連した特定の認可申請にかかる手続手数料の減免や、欧州医薬品審査庁による販売承認審査手続きにおける優先権、特定のEU加盟国からの研究開発費の助成が受けられるなどの優遇措置が付与される。43rd.ASCO:Abst14041(2007.6)日刊薬業(2008.4.21)化学工業日報(2007.4.18)日経産業新聞(2007.11.2)●ニューカレント18(16)p46
オプジーボ点滴静注20mg、100mg(一般名:ニボルマブNivolumab)(ONO-4538/BMS-936558;MDX-1106) 注射剤[小野薬品工業]根治切除不能な悪性黒色腫(メラノーマ)
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
発売2014年9月2日
承認2014年7月4日
申請2013年12月24日
FDA申請受理2015年4月29日[未治療で切除不能または転移性悪性黒色腫]
台湾承認2016年5月6日
韓国承認2016年4月1日
共同開発(メダレックス社Medarex,Inc→2009.9.1にBMSが買収)2005.5提携
小野薬品、ブリストル・マイヤーズ スクイブ、協和発酵キリンオプジーボ(一般名:ニボルマブ)とモガムリズマブとの進行期固形がんにおける腫瘍免疫療法に関する開発提携契約の締結について[2014.12.10]
小野薬品とブリストル・マイヤーズ スクイブ社腫瘍免疫について日本、韓国、台湾における戦略的提携契約を締結[2014年7月24日]~オプジーボ、ipilimumab、および開発早期段階にある3 つの腫瘍免疫関連化合物
未治療のBRAF野生型の進行期悪性黒色腫患者の単剤療法
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 FDA承認2015年11月24日
 
Yervoy(一般名:イピリムマブ)での治療後、または、BRAF V600変異陽性で、BRAF阻害剤での治療後に病勢進行が認められた切除不能または転移性悪性黒色腫患者の治療
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 FDA承認2014年12月22日(BMS米)
 
[Yervoy併用]BRAF V600 野生型または転移性悪性黒色腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 FDA承認2015年10月01日
 
[Yervoy併用]BRAF 変異の有無にかかわらず、切除不能または転移性悪性黒色腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 FDA承認2016年1月23日
 
[Yervoy併用]未治療の進行期悪性黒色腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 FDA申請受付2015年6月1日
EU承認2016年5月11日
EU承認勧告2016年4月1日
EU申請受付2015年7月23日
EU申請受付2015年7月23日
未治療の進行期悪性黒色腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 FDA申請2015年8月12日
 
一次治療および治療歴を有する進行期悪性黒色腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 EU承認2015年6月19日
EU承認勧告2015年4月24日
【効能追加】既承認「根治切除不能な悪性黒色腫」に対して、化学療法未治療患者への使用、用法用量を「1 回2mg/kgを3週間間隔で点滴静注」に加え、「1回3mg/kgを2週間間隔で点滴静注」の用法・用量の追加申請申請2015.7.31 
根治切除不能又は転移性の腎細胞がん
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
承認2016年8月26日
申請2015年12月11日
FDA承認2015年11月23日[血管新生抑制の治療歴を有する進行期腎細胞癌]
FDA申請優先審査受付2015年11月16日[血管新生抑制の治療歴を有する進行期腎細胞癌]
EU承認2016年4月6日[治療歴を有する進行期腎細胞癌]
EU申請2015年11月05日[治療歴を有する進行期腎細胞癌]
(BMS)
切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
承認2015年12月17日
申請2015年7月21日[切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌]
申請2015年4月22日[切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(非扁平上皮癌を除く)]
FDA承認2015年10月09日[治療歴を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌]

EU申請受理2015.9.29
EU申請2014.9.29
申請(BMS米)
台湾承認2016年5月6日[進行・再発の扁平上皮非小細胞肺がん]
韓国承認2016年4月1日[既存の化学療法に不応の局所進行性または転移性の非小細胞肺がん]
再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
申請2016年7月27日申請(BMS欧米)
申請(台湾)
胃癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第Ⅲ相第Ⅲ相(韓国・台湾)
食道癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第Ⅲ相第Ⅲ相(BMS欧米)
第Ⅲ相(韓国・台湾)
肝細胞癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第Ⅲ相第Ⅲ相(BMS欧米)
第Ⅲ相(韓国・台湾)
ホジキンリンパ腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
申請2016年3月18日[再発又は難治性のホジキンリンパ腫]
第Ⅱ相
FDA承認2016年5月17日[再発または進行した古典的ホジキンリンパ腫]
FDA申請受理2016年4月14日[治療歴を有する古典的ホジキンリンパ腫]
欧申請2016年3月30日[治療歴を有する古典的ホジキンリンパ腫]
膠芽腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第Ⅲ相第Ⅲ相(BMS欧米)
卵巣癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第Ⅱ相
固形がん(子宮頸がん、子宮体がん及び軟部肉腫)
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第Ⅱ相
悪性胸膜中皮腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第Ⅱ相
尿路上皮癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第Ⅲ相第Ⅲ相(BMS欧米)
第Ⅲ相(韓国・台湾)
ウィルス陽性・陰性固形癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第I/Ⅱ相第I/Ⅱ相(BMS欧米)
第I/Ⅱ相(韓国・台湾)
胆道癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第I相
治療歴を有する非扁平上皮非小細胞肺癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 FDA申請受付2015年9月2日
EU承認2016年4月6日
EU承認勧告2016年2月26日
EU申請受付2015年7月23日
EU申請受付2015年7月23日
治療歴を有する転移性肺扁平上皮癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 EU承認2015年7月20日[化学療法治療後の局所進行性または転移性肺扁平上皮がん]
米承認2015年3月4日[プラチナ製剤による化学療法での治療中または治療後に進行・再発が認められた肺扁平上皮がん]
進行期肺扁平上皮癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 EU承認2015年7月20日[化学療法治療後の局所進行性または転移性肺扁平上皮がん]
EU承認勧告2015.5.22
米承認2015年3月4日[プラチナ製剤による化学療法での治療中または治療後に進行・再発が認められた肺扁平上皮がん]
米BLA受理2015年2月27日
多発性骨髄腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 第Ⅲ相(BMS欧米)
胃食道接合部がん及び食道がん
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 第Ⅲ相(BMS欧米)
濾胞性リンパ腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第Ⅱ相(BMS欧米)
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
第Ⅱ相(BMS欧米)
大腸癌
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 第I/Ⅱ相(BMS欧米)
固形がん(トリプルネガティブ乳がん、胃がん、膵がん、小細胞肺がん、尿路上皮がん、卵巣がん)
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 第I/Ⅱ相(BMS欧米)
血液がん(T細胞リンパ腫、多発性骨髄腫、慢性白血病、他)
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 第I相(BMS欧米)
慢性骨髄性白血病
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 第I相(BMS欧米)
C型肝炎
(完全ヒト型抗PD-1 抗体)
 第I相(BMS欧米)
【メモ】完全ヒト型抗PD-1 抗体。PD-1 は活性化したリンパ球(T 細胞)の表面にある受容体の一種で、生体において異物を攻撃する免疫機能である活性化したリンパ球を沈静化するシステム(負のシグナル)に関与しています。癌細胞やC 型肝炎やHIVウイルスなどは、このシステムを利用して免疫反応から逃れているという研究成績がいくつも報告されています。ONO-4538/ MDX-1106 はリンパ球を沈静化させるPD-1 の働きを抑制することで、癌やウイルスを異物と認識してこれを排除する免疫反応を増進するものと期待しています。実際にONO-4538/MDX-1106 を用いた基礎実験では、本剤が腫瘍や感染症と闘う免疫機能を亢進させる可能性が示されています。 C 型肝炎に対する米国での開発を開始[2007.10.30] 両社は第Ⅱ相臨床試験が終了するまでの開発費用を分担し、当該試験によるPOC(Proof of Concept:ヒトでの有効性と安全性の立証)確立以降は、メダレックス社は北米地域で、小野薬品は北米以外の地域を対象に開発を進めてまいります。 癌P1中間発表では安全性プロファイルおよび腫瘍の縮小を示した。[2008.6.3]  癌患者を対象とした第Ⅰ相単回および反復投与試験の成績が発表[2009.6.2] ~反復投与を受けた患者の安全性データおよびいくつかの癌腫で認められた持続的効果を含む予備的な抗腫瘍効果

「Nivolumab(ONO-4538/BMS-936558)」は、2005年5月に当社と米国メダレックス社が締結した共同研究契約に基づき創製された完全ヒト型抗PD-1抗体です。その後、メダレックス社は、2009年にブリストル・マイヤーズ スクイブ(以下「BMY社」)に買収された際に、本剤の北米における開発・商業化権はBMY社に継承されました。そして、2011年9月に当社とBMY社が締結した戦略的なライセンス契約において、当社は本剤の北米以外の地域のうち、当社が開発および商業化の権利を留保する日本・韓国・台湾を除く全世界において独占的に開発および商業化する権利をBMY社に供与しました。

 小野薬品とブリストル・マイヤーズスクイブ:抗PD-1抗体[ONO-4538/BMS-936558]および関節リウマチ治療剤[オレンシア®(アバタセプト)]について戦略的提携契約を締結[2011.9.21]
ブリストル・マイヤーズスクイブ社、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)について、米国および欧州での規制当局における複数のマイルストーン達成を発表[2014.10.02]
Kyowa Hakko Kirin and Bristol-Myers Squibb Announce Immuno-Oncology Clinical Collaboration Studying Mogamulizumab and Opdivo (nivolumab) in Advanced Solid Tumors in the U.S.[2015.7.29]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のオプジーボに関するプレスリリースについて[2015.4.30]
小野薬品、ブリストル・マイヤーズ スクイブ、協和発酵キリン オプジーボ(一般名:ニボルマブ)とモガムリズマブとの進行期固形がんにおける腫瘍免疫療法に関する開発提携契約の締結について[2014.12.10]

オプジーボは、世界初のヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体として、2014年7月に根治切除不能な悪性黒色腫を効能・効果として、日本で製造販売承認されました。また、海外においては、日本、韓国、台湾で協働するブリストル・マイヤーズスクイブ社が、現在、40カ国以上でオプジーボについて当局から承認を受けています。米国では、オプジーボは、プラチナ製剤または他の一次治療による化学療法での治療中または治療後に進行・再発が認められた肺扁平上皮がん患者および非扁平上皮非小細胞肺がん患者の治療の適応で承認されました。切除不能または転移性悪性黒色腫の単剤療法として、また、Yervoy®(一般名:イピリムマブ)での治療後、かつ、BRAFV600変異陽性の場合は、BRAF阻害剤での治療後に病勢進行が認められた切除不能または転移性悪性黒色腫の単剤療法として、承認されました。さらに、オプジーボは、抗PD-1抗体と抗CTLA4抗体の併用療法として初めて、BRAF V600野生型で切除不能または転移性の悪性黒色腫患者の適応でYervoyとの併用療法が承認されました。11月には、血管新生阻害剤の治療歴を有する進行期腎細胞がん患者に対して適応拡大の承認を取得しました。
欧州では、BRAF変異の有無にかかわらず、成人の進行期(切除不能または転移性)悪性黒色腫患者の治療薬として、また、化学療法治療後の局所進行性または転移性の肺扁平上皮がん治療薬として承認されました。

■黒色腫
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)とヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の併用療法を進行期悪性黒色腫を対象に評価した2件の臨床試験の長期データによりブリストル・マイヤーズ スクイブ社のがん免疫療法薬の併用療法のアプローチが引き続き実証される[2016.6.7]
欧州委員会が初めてで唯一のがん免疫療法薬の併用療法となる オプジーボ®(一般名:ニボルマブ)とヤーボイ®(一般名:イピリムマブ)の併用療法を進行期悪性黒色腫の治療薬として承認[2016.5.11]
「オプジーボ®20mg、100mg点滴静注(一般名:ニボルマブ)」台湾において「切除不能または転移性悪性黒色腫」および「進行・再発の扁平上皮非小細胞肺がん」に対する承認を取得[2016.5.6]
進行期悪性黒色腫におけるオプジーボ®(一般名:ニボルマブ)とヤーボイ®(一般名:イピリムマブ)併用療法の2年の全生存期間データが初めて発表され、ヤーボイ単剤療法と比較して優れた有効性を示す[2016.4.22]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 進行期悪性黒色腫におけるオプジーボ®(ニボルマブ)とヤーボイ®(イピリムマブ)の併用療法についてCHMPから肯定的見解を受ける[2016.4.1]
「OPDIVO® 20mg、100mg Inj.」韓国において「切除不能または転移性の悪性黒色腫」および「既存の化学療法に不応の局所進行性または転移性の非小細胞肺がん」に対する効能・効果に係る製造販売承認事項一部変更承認取得[2016.4.1]
オプジーボ®(一般名:ニボルマブ)根治切除不能な悪性黒色腫に対する国内製造販売承認事項一部変更承認取得[2016.2.29]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 オプジーボとヤーボイの併用療法がBRAF変異の有無にかかわらず、切除不能または転移性悪性黒色腫においてFDAより適応拡大の承認を取得[2016.1.23]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社、進行期悪性黒色腫におけるオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の薬事関連最新情報を発表[2015.12.02]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社、オプジーボ(ニボルマブ)について未治療のBRAF野生型の進行期悪性黒色腫患者の単剤療法として米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したことを発表[2015.11.24]
オプジーボ単剤およびオプジーボとヤーボイの併用療法の新たな長期データが進行期悪性黒色腫の全治療ラインにわたる生存ベネフィットを示す[2015.11.25]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社BRAF V600 野生型または転移性悪性黒色腫においてオプジーボ(ニボルマブ)とヤーボイ(イピリムマブ)の併用療法が米国食品医薬品局(FDA)より承認を取得[2015.10.1]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 米国食品医薬品局(FDA)に対する未治療の進行期悪性黒色腫患者におけるオプジーボとヤーボイの併用療法に関する最新の申請状況を発表[2015.9.29]
米国食品医薬品局 オプジーボ (一般名:ニボルマブ) の未治療の進行期悪性黒色腫を対象とした生物学的製剤承認一部変更申請の審査完了の目標期日を延期[2015.8.18]
U.S. Food and Drug Administration Extends Action Date for Supplemental Biologics License Application for Opdivo (nivolumab) in Previously Untreated Advanced Melanoma[2015.8.12]
オプジーボ®(一般名:ニボルマブ)、根治切除不能な悪性黒色腫に対する国内製造販売承認事項一部変更承認申請[2015.7.31]~既承認「根治切除不能な悪性黒色腫」に対して、化学療法未治療 患者への使用、用法用量を「1 回2mg/kgを3週間間隔で点滴静注」に加え、「1回3mg/kgを2週間間隔で点滴静注」の用法・用量の追加申請
European Medicines Agency Validates Two Parallel Type II Variation Applications to Extend the Opdivo (nivolumab) Indication in Europe[2015.7.23]~previously treated non-squamous, non-small cell lung cancer (NSCLC;非扁平上皮非小細胞肺癌) and Opdivo in combination with Yervoy (ipilimumab) in advanced melanoma
欧州医薬品庁(EMA)が、欧州でのオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の適応追加に関する並行する2つの承認申請を受理[2015.7.23]
欧州委員会が、一次治療および治療歴を有する進行期悪性黒色腫患者の治療薬としてブリストル・マイヤーズ スクイブ社のオプジーボ(一般名:ニボルマブ)を承認。欧州で初めて、そして唯一の承認されたPD-1チェックポイント阻害薬に[2015.6.19]
米国食品医薬品局(FDA)が未治療の進行期悪性黒色腫患者を対象としたオプジーボとYervoyの併用療法に関する生物学的製剤承認一部変更申請を受理[2015.6.1]
オプジーボとYervoyの併用療法およびオプジーボ単剤療法が、未治療の進行期悪性黒色腫患者を対象とした第III相臨床試験(CheckMate-067試験)でYervoy単剤療法よりも優れた無増悪生存期間を示す[2015.6.5]
米国食品医薬品局(FDA)オプジーボ(一般名:ニボルマブ)の未治療の進行期悪性黒色腫患者を対象とした生物学的製剤承認一部変更申請を受理[2015.4.29]~未治療で切除不能または転移性悪性黒色腫
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 オプジーボ(ニボルマブ)について一次治療および治療歴を有する進行期悪性黒色腫患者の治療薬としてEUのCHMPから肯定的見解を受ける[2015.4.24]~一次治療および治療歴を有する進行期悪性黒色腫
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)とYervoy(一般名:イピリムマブ)の併用療法、未治療の進行期悪性黒色腫患者を対象とした初の無作為化試験でYervoy単剤療法より優れた有効性を示す[2015.4.22]
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)とYervoy(一般名:イピリムマブ)の併用療法、未治療の進行期悪性黒色腫患者を対象とした初の無作為化試験でYervoy単剤療法より優れた有効性を示す[2015.4.22]
ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体「OPDIVO® 20mg、100mg Inj.」韓国において悪性黒色腫に対する承認を取得[2015.3.23]
PD-1 免疫チェックポイント阻害薬として初めて第 3 相臨床試験での全生存期間の改善を示した~未治療の進行期悪性黒色腫患者に対して~オプジーボ(ニボルマブ)と化学療法を比較する試験結果について[2014.11.19]
欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2014)において進行期悪性黒色腫患者におけるYervoy(一般名:イピリムマブ)治療歴を有する患者さんに対するオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の肯定的な第3相臨床試験データを発表~PD-1 免疫チェックポイント阻害薬に関する初めての第3 相臨床試験結果のプレゼンテーション[2014.09.30]
ヒト型抗ヒトPD-1 モノクローナル抗体Nivolumab「ONO-4538/BMS-936558」について一次治療の悪性黒色腫を対象とした第Ⅲ相臨床試験(CheckMate-066)においてダカルバジンに対する全生存期間の優越性が示される[2014.06.25]
ヒト型抗ヒトPD-1 モノクローナル抗体「ONO-4538/BMS-936558」について米国臨床腫瘍学会(ASCO)で悪性黒色腫を対象とした第Ⅰ相臨床試験の成績が発表される[2014.06.03]
完全ヒト型抗PD-1 抗体「Nivolumab(ONO-4538/BMS-936558)」について欧州がん学会(European Cancer Congress 2013)で悪性黒色腫を対象とした日本第Ⅱ相臨床試験の成績が発表される[2013.10.01]
完全ヒト型抗PD-1 抗体「ONO-4538/BMS-936558」について米国臨床腫瘍学会(ASCO)で悪性黒色腫を対象とした第Ⅰ相臨床試験の成績が発表される[2013.06.03]

■非小細胞肺癌
未治療の進行期非小細胞肺がん患者を対象としたオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の第Ⅲ相試験結果の影響について[2016年8月9日]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社未治療の進行期非小細胞肺がん患者を対象としたオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の第Ⅲ相 CheckMate-026 試験のトップライン結果を発表[2016年8月8日]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 未治療の進行期非小細胞肺がん患者を対象としたオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の第III相試験の重要な結果を発表[2016年8月8日]
第Ib相CheckMate -012 試験の最新データで、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)とヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の併用療法が未治療の進行期非小細胞肺がんにおいて臨床的に意義のある奏効を示す[2016年6月8日]
2件の重要なオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の臨床試験の2年生存データにより進行期非小細胞肺がん患者における持続的なベネフィットが示される[2016年5月24日]
オプジーボ®「一般名:ニボルマブ」切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんに関する効能・効果に係る製造販売承認事項一部変更承認取得[2015.12.17]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のオプジーボ(一般名:ニボルマブ)が、FDAから治療歴を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する適応拡大の承認を取得し、より多くの患者さんに生存期間の延長を提供[2015.10.9]
CheckMate -012試験の新しい患者群で、進行期非小細胞肺がん患者のファーストライン治療におけるオプジーボとヤーボイの併用療法の最適な投与量を評価[2015.9.11]
オプジーボ®「一般名:ニボルマブ」切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんに対する効能追加承認申請[2015.7.21]~2015.4申請の「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(非扁平上皮がんを除く)」に対して
オプジーボ®「一般名:ニボルマブ」切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(非扁平上皮がんを除く)に対する効能追加承認申請[2015.4.22]
欧州医薬品庁、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)の非小細胞肺がんに対する販売承認申請(MAA)を受理[2015.9.29]
完全ヒト型抗PD-1 抗体「Nivolumab(ONO-4538/BMS-936558)」について第 15 回世界肺がん学会で第Ⅰ相臨床試験の非小細胞肺がんを対象とした最新の臨床試験成績が発表される[2013年10 月28日]

■非扁平上皮非小細胞肺癌
欧州委員会、オプジーボ®(一般名:ニボルマブ)の治療歴を有する進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺がんへの適応拡大を承認[2016.4.6]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 オプジーボ®(ニボルマブ)について治療歴を有する進行期非扁平上皮非小細胞肺がんおよび腎細胞がんの治療薬としてCHMPから2件の肯定的見解を受ける[2016.2.26]
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)、治療歴を有する非扁平上皮非小細胞肺がん患者に対するCheckMate -057 試験で長期的な生存期間の改善を示す[2015.9.30]
米国食品医薬品局(FDA)治療歴を有する非扁平上皮非小細胞肺がん患者を対象としたオプジーボに関する生物学的製剤承認一部変更申請を受理[2015.9.2]
European Medicines Agency Validates Two Parallel Type II Variation Applications to Extend the Opdivo (nivolumab) Indication in Europe[2015.7.23]~previously treated non-squamous, non-small cell lung cancer (NSCLC;非扁平上皮非小細胞肺癌) and Opdivo in combination with Yervoy (ipilimumab) in advanced melanoma
欧州医薬品庁(EMA)が、欧州でのオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の適応追加に関する並行する2つの承認申請を受理[2015.7.23]~治療歴を有する非扁平上皮非小細胞肺がん、進行期悪性黒色腫に対するオプジーボとヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の併用療法
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)が、PD-1免疫チェックポイント阻害薬として初めて、重要な第III相臨床試験において治療歴を有する進行期非扁平上皮非小細胞肺がん患者に対して標準治療(ドセタキセル)と比較して全生存期間の延長を示した[2015.6.3]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社、オプジーボの非扁平上皮非小細胞肺がんを対象とした大規模な第Ⅲ相試験(CheckMate -057)を早期に終了[2015.4.21]

■腎細胞癌
2016年度ASCO年次総会で発表された新たなデータで進行期腎細胞がん患者においてオプジーボ(一般名:ニボルマブ)が長期生存と生活の質の改善を示した[2016.6.6]
欧州委員会、オプジーボ®(一般名:ニボルマブ)について治療歴を有する進行期腎細胞がんの適応を承認[2016.4.6]
オプジーボ®「一般名:ニボルマブ」根治切除不能又は転移性の腎細胞がんに対する効能・効果に係る製造販売承認事項一部変更承認申請[2015.12.11]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 血管新生抑制の治療歴を有する進行期腎細胞がんの患者において標準治療に対して優れた全生存期間を示した唯一の治療薬であるオプジーボが米国食品医薬品局(FDA)より承認を取得[2015.11.23]
米国食品医薬品局(FDA)進行期腎細胞がんを対象としたオプジーボ(ニボルマブ)に関する生物学的製剤承認一部変更申請を優先審査対象として受理[2015.11.16]~血管新生抑制の治療歴を有する進行期腎細胞がん(RCC)患者を対象とした生物学的製剤承認一部変更申請(sBLA)
欧州医薬品庁、治療歴を有する進行期腎細胞がん患者におけるオプジーボ(ニボルマブ)の適応追加の承認申請を受理[2015.11.05]~治療歴を有する進行期腎細胞がんの成人患者に拡大する適応追加
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)が、治療歴を有する進行期腎細胞がん患者を対象とした第III相試験において、標準治療に対して優れた全生存期間を示す[2015.9.28]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のオプジーボ(ニボルマブ)が米国食品医薬品局より進行期腎細胞がんでブレークスルーセラピー(画期的治療薬)に指定[2015.9.17]
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)の腎細胞がんを対象とする重要な第III相試験であるCheckMate-025試験(国際共同試験)を早期に終了[2015.7.22]

■肺扁平上皮癌
治療歴を有する肺扁平上皮がん患者に対するオプジーボ(ニボルマブ)の二つの重要な臨床試験のフォローアップデータで持続的な生存ベネフィットが示された[2015.9.11]
欧州委員会がニボルマブ(Nivolumab BMS)を承認;治療歴を有する進行期肺扁平上皮がん患者の生存期間を延長することが証明された欧州で初めてのPD-1免疫チェックポイント阻害薬に[2015.7.20]
オプジーボが、治療歴を有する肺扁平上皮がんの第III相臨床試験において標準治療(ドセタキセル)と比較して生存期間の改善を示した[2015.6.2]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 ニボルマブ(オプジーボ、Nivolumab BMS)について治療歴を有する進行期肺扁平上皮がん患者の治療薬としてEUのCHMPから肯定的見解を受ける[2015.5.22]
米国食品医薬品局(FDA)がオプジーボ(一般名:ニボルマブ)を、治療歴を有する転移性肺扁平上皮がんで承認[2015.3.4]~プラチナ製剤による化学療法での治療中または治療後に進行が認められた転移性肺扁平上皮がん
米国食品医薬品局(FDA)はオプジーボ(一般名:ニボルマブ)について進行期肺扁平上皮がんでの生物学的製剤承認申請(BLA)を受理[2015.2.27]~治療歴を有する進行期肺扁平上皮がん
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)の肺扁平上皮がんに対するドセタキセルを対照薬とした2 次治療の第Ⅲ相臨床試験(Checkmate-017 試験)を早期に終了~オプジーボは本第Ⅲ相臨床試験で優れた全生存期間を示す[2015.01.15]
2014シカゴ集学的胸部腫瘍学シンポジウムにおいて複数の治療歴を有する進行期肺扁平上皮がんに対するオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の第2相臨床試験における客観的奏効率および生存率を発表[2014.10.31]

■頭頸部癌
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)再発又は遠隔転移を有する頭頸部がんに対する効能・効果に係る製造販売承認事項一部変更承認申請[2016.7.27]
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 治療歴を有する再発または転移性頭頸部扁平上皮がんについてオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の薬事関連の最新情報を発表[2016.7.19]
米国食品医薬局がオプジーボ®(一般名:ニボルマブ)を治療歴を有する再発または転移性頭頸部扁平上皮がんでブレークスルーセラピー(画期的治療薬)に指定[2016.4.25]
再発または転移性頭頸部扁平上皮がんにおけるオプジーボ®(一般名:ニボルマブ)の全生存期間データが初めて発表され、治験担当医師が選択した治療と比較して、1年時点で有意な生存ベネフィットを示す[2016.4.21]
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)の頭頸部がんを対象とした重要な第III相試験であるCheckMate -141 試験を早期に終了[2016.2.2]

■ホジキンリンパ腫
重要な第II相単群臨床試験においてオプジーボ(一般名:ニボルマブ)の新たなデータが複数の治療歴を有する古典的ホジキンリンパ腫患者におけるベネフィットを示す[2016.6.15]
オプジーボ®(一般名:ニボルマブ)が自家造血幹細胞移植(auto-HSCT)および移植後のブレンツキシマブベドチンによる治療後に再発または進行した古典的ホジキンリンパ腫の治療薬としてFDAの承認を取得し、血液分野において初めてのPD-1阻害薬に[2016.05.17]
米国食品医薬品局(FDA)がオプジーボ®(ニボルマブ)の古典的ホジキンリンパ腫に関するブリストル・マイヤーズ スクイブ社の生物学的製剤承認一部変更申請を優先審査対象として受理[2016.4.14]
欧州医薬品庁がオプジーボ®(ニボルマブ)の古典的ホジキンリンパ腫に関するブリストル・マイヤーズ スクイブ社の承認申請を受理[2016.3.30]
オプジーボ®(一般名:ニボルマブ)、再発又は難治性のホジキンリンパ腫に対する効能・効果に係る製造販売承認事項一部変更承認申請[2016.3.18]
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)が再発性または難治性ホジキンリンパ腫の治療において 87%と高い奏効率を示す[2014.12.10]

■肝細胞癌
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)の第I/II相臨床試験で肝細胞がん患者における抗腫瘍活性を PD-1免疫チェックポイント阻害薬として初めて示す[2015.6.2]

■膀胱癌
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)が進行期膀胱がんについて米国食品医薬品局よりブレークスルーセラピー(画期的治療薬)に指定[2016.6.28]
第I/II相CheckMate -032 試験において、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)が進行期膀胱がんにおいて優れた奏効率を示す[2016.6.6]

■大腸癌
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)を、単剤療法およびヤーボイ(一般名:イピリムマブ)との併用療法として評価した第II相 CheckMate-142 試験の結果が初めて発表され、進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性大腸がんにおける優れた臨床的有効性が示される[2016.6.9]

■診断薬
小野薬品工業株式会社とアジレントテクノロジー社の事業部であるダコ社がオプジーボ(一般名:ニボルマブ)のためのPD-L1 コンパニオン診断薬の開発について提携を発表[2015年2月16日]
 

YS110注射剤[キッセイ薬品工業]悪性中皮腫
(抗CD26ヒト化モノクローナル抗体)
第I/Ⅱ相導入品/ワイズセラピューティックス[英文]、東京大学、科学技術振興機構
【メモ】YSCMA(抗体名:YS110)は、ワイズセラピューティックスによるがん及び免疫性疾患を対象としたモノクローナル抗体治療薬の開発候補品です。 対象抗原であるCD26は白血球と上皮細胞に発現している膜貫通型糖タンパク質であり、本抗原は細胞外基質との相互作用、がん細胞の増殖等の生物学的機能をもつことが確認されています。この抗原に特異的に作用するマウス抗体をヒト化し、抗がん作用、抗免疫作用をもつ医薬品となることが期待されます。

ワイズセラピューティックス株式会社(代表取締役社長:村山正憲、以下、「ワイズセラピューティックス」)とキッセイ薬品工業株式会社は、ワイズセラピューティックスが創製し開発中の抗CD26ヒト化抗体YSCMAについて、中皮腫を対象に、ワイズセラピューティックスが日本におけるサブライセンス権付き独占的開発販売権をキッセイ薬品に供与するライセンス契約を締結しました。

 悪性中皮腫などの固形がんや血液がんでは、がん細胞の膜上にCD26という膜貫通型の糖タンパク質が多く発現することが知られています。ワイズセラピューティックスが創製した抗CD26ヒト化抗体YSCMAは、このCD26に特異的に結合し、その細胞傷害作用により抗がん効果を示すことが、これまでの非臨床試験で示されています。

      本抗体YSCMAについては、ワイズセラピューティックスの「YSCMAプロジェクト」で非臨床段階の研究開発が進められ、本年2月に、米国FDAより固形がん及びリンパ腫患者を対象とした第Ⅰ相試験の実施が許可されるとともに、フランスでは悪性中皮腫患者を対象とした第Ⅰ相試験の準備が進められております。

CBP501 +シスプラチン+ペメトレキセド[株式会社キャンバス]悪性胸膜中皮腫 米第Ⅱ相
非小細胞肺癌 米第Ⅱ相終了
【メモ】CBP501はシスプラチンを含む標準療法との併用により、副作用を増強せずに効果を高めることを期待できることから、当社は、シスプラチン・ペメトレキセドに追加投与する併用抗癌剤として本剤を開発し、この3剤併用療法が次世代の有効な治療選択肢となることを目指しています。

CBP501は、既に発見されていたカルモジュリンへの作用(カルモジュリンの制御機能を調整)を経由して、癌細胞に直接作用するのみならず、「癌微小環境」「癌免疫」「癌幹細胞」などに関わる広範な作用により抗癌活性を示す、独特の抗癌剤(カルモジュリンモジュレーター)であることがわかった。

臨床開発中の抗癌剤 CBP501、中皮腫を対象としてFDA オーファンドラッグ指定[2012.1.4]

BBI608(ナパブカシンnapabucasin) 経口剤[大日本住友製薬]胃または食道胃接合部腺がん(併用)第Ⅲ相(国際共同試験)第Ⅲ相(米国・カナダ)自社品(BBI社)[2011.4.7]Boston Biomedical,Inc.(ボストン バイオメディカル社) から全てのがん種を対象に日本をテリトリーとした開発・販売権に関する独占的なオプション契約を締結
結腸直腸がん(併用)第Ⅲ相第Ⅲ相(米国・カナダ)
膵がん(併用)第Ⅲ相第Ⅲ相(米国・カナダ)
非小細胞肺がん(併用) 第Ⅲ相(米国) 中止2017Q2
悪性胸膜中皮腫(併用)第Ⅱ相 
肝細胞がん(併用)第I相第I/Ⅱ相(米国)
消化器がん(併用) 第I/Ⅱ相(米国・加)
卵巣癌・乳癌・メラノーマ(併用) 第Ⅱ相(米国・加)
【メモ】大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田正世)は、このたび、Boston Biomedical,Inc.(ボストン バイオメディカル社)(本社:米国マサチューセッツ州、以下「BBI 社」)が創製し、抗がん剤として開発中の「BBI608」(以下、本剤)について、全てのがん種を対象に日本をテリトリーとした開発・販売権に関する独占的なオプション契約を締結しましたので、お知らせします。

本契約に基づき、当社は、BBI 社が実施する北米での臨床試験の結果に基づき、オプション権を行使したときには、本剤について日本における独占的開発・販売権を取得します。なお、当社は、米国およびカナダについては独占交渉権を保有しています。

当社は、本契約の締結に伴い、契約一時金および開発費用の一部として15 百万ドルをBBI 社に支払います。また、当社は、本契約期間中に発生するBBI 社の開発費用の一部およびオプション権行使時の対価として、合計で最大55 百万ドルを支払う可能性があります。また、オプション行使後には開発マイルストン、販売マイルストンとして、合計で最大約100 百万ドルを支払う可能性があります。さらに、販売後は販売額に応じたロイヤリティを支払います。

本剤は、BBI 社が開発中の、がん幹細胞への抗腫瘍効果を目指して創製された低分子経口剤です。不均一集団として知られるがん細胞のみならず、がん幹細胞を標的とすることにより、がん治療の課題である治療抵抗性、再発あるいは転移に対する効果が期待されます。
 本剤は、STAT3 をターゲットとし、がん幹細胞の維持に重要な遺伝子を阻害する新しいメカニズムの低分子経口剤である。がん幹細胞に関わる経路を阻害することにより、がん治療の課題である治療抵抗性、再発および転移に対する新たな治療選択肢となることが期待される。
 本剤は、非臨床試験において、STAT3 経路、Nanog 経路およびβ-カテニン経路を抑制することが示されている。

現在、BBI 社は本剤について北米で、大腸がんに対する第Ⅰ相の継続試験と各種固形がんに対する第Ib/II 相臨床試験を実施中です。これまでの臨床試験の結果、本剤の安全性は確認され、高い有効性も示唆されています。BBI 社は今後、大腸がんをはじめ胃がんなどの固形がんおよび血液がんの適応を目指し、開発を進めていきます。

米国における抗がん剤販売会社設立のお知らせ[2013.10.9]
~Boston Biomedical Pharma, Inc.(BBP社)を設立。 当社は、米国子会社のBoston Biomedical, Inc.(BBI 社)が創製した抗がん剤BBI608 について、現在、第Ⅲ相国際共同臨床試験を実施しており、これと並行してBBI608 の開発が成功した場合の、米国内での販売体制・組織について検討を進めてきた。

BBI608の第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験(用量漸増試験)結果を米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表[2013.06.04]
抗がん剤BBI608およびBBI503の米国臨床腫瘍学会(ASCO)における発表内容のお知らせ [2014.05.15]
抗がん剤BBI608の結腸直腸がんを対象にした第Ⅲ相国際共同治験について新規の患者登録中止のお知らせ[2014.05.23]
「抗がん剤BBI608の結腸直腸がんを対象にした第Ⅲ相国際共同治験について新規の患者登録中止 カンファレンスコール音声配信」を掲載しました[2014.05.23]
抗がん剤BBI608およびBBI503の試験結果を米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表[2014.06.06]
★2016.3Q1 BBI608(結腸直腸がん/単剤) 新規患者登録および登録済みの患者への投与を中止(2014年5月)


●表から削除~承認
「アリムタ(R)注射用500mg」(一般名:ペメトレキセドナトリウム水和物pemetrexed)静注製剤/LY231514悪性胸膜中皮腫発売2007.1.22
承認2007.1.4
申請06.6.26
米欧発売自社開発、自社品
【効能追加】切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌承認2009.5.20米欧発売自社開発、自社品
【メモ】「アリムタ」は、2004年2月に米国で悪性胸膜中皮腫に対して初めて承認された。非小細胞肺癌に対しては、2004年8月に米国で承認されて以来、世界94カ国で承認されている。日本においては、2007年1月に悪性胸膜中皮腫の効能・効果で承認を受けている。 2009年5月アリムタが承認されたことにより、非小細胞肺癌の化学療法は、「組織型」の違いによって、より効果的な薬剤の選択が可能となる。 尚2009年5月には効能追加と共に100mg製剤が追加。
【売上】アリムタの2008年度売上は、全世界で11億5470万ドル(前年比+35%)、日本では16億円(同+30%)

PARAMOUNT第III相試験:アリムタによる維持療法は肺がん患者の全生存期間を有意に延長 [2012年06月05日]
アリムタの非扁平上皮非小細胞肺癌の維持療法-Continuation Maintenance-に対して欧州CHMPが肯定的見解を表明 [2011.10.6]
アリムタ、肺がんでの維持療法-Continuation Maintenance-としてヨーロッパ初の承認 [2011.10.31]

ランダ注(シスプラチン)[日本化薬]【適応拡大】ペメトレキセドとの併用療法として悪性胸膜中皮腫。抗悪性腫瘍剤承認07.01.04
申請06.6.28

「プラトシン注10、同25、同50」(一般名:シスプラチン注射液)[ファイザー]【適応追加】悪性胸膜中皮腫承認2007.1.4

【適応追加】胆道癌承認2012年2月22日


●表から削除~開発中止
「ゾリンザ®カプセル100mg」(一般名:ボリノスタット/Volinostat)MK-0683/Zilinza[MSD]皮膚T細胞性リンパ腫発売2011.9.14
承認2011.7.1
申請2010.6.30
販売

悪性胸膜中皮腫第Ⅲ相中止第Ⅲ相中止

【メモ】ボリノスタットは、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬と呼ばれる、経口投与が可能な新しいクラスの抗悪性腫瘍薬です。その作用機序は、現在国内で承認されているいずれの抗悪性腫瘍薬の作用機序とも異なります。

2006年に米国でZOLINZA®の製品名で承認されて以降、2011年5月末現在カナダ、オーストラリアを含む20カ国で承認され、再発または難治性CTCLの治療薬として標準的に使用されている薬剤の一つです。国内ではMSDが開発し、2011年6月14日に締結した日本国内における販売契約に従い、大鵬薬品が「ゾリンザ®」の情報提供活動および販売活動を行います。 CTCLは、悪性リンパ腫の中でも、消化管や皮膚、脳など、リンパ節以外の臓器に発症することが多い非ホジキンリンパ腫の一種で、初診時に皮膚以外の臓器に病変を認めない原発性皮膚リンパ腫のうちのT細胞性リンパ腫の総称です。菌状息肉症やセザリー症候群などを含み、多発や再発を繰り返すなど、難治性の皮膚病変が持続する稀な疾患です。

CBP501(注射剤)[武田薬品工業]悪性胸膜中皮腫
非小細胞肺癌
第Ⅱ相(米)中止導入品(株式会社キャンバス社)
【メモ】多くの癌治療薬において、DNAの損傷を誘発することにより腫瘍細胞を破壊することが試みられている。DNAに損傷がある場合、損傷センサーであるATR(ATM and Rad3-related)が活性化する。このATRは、G2期チェックポイントをつかさどり、DNA修復機構が作用して損傷をチェック、修復するまでの間、細胞周期の進行を停止させる働きを有する。DNAの損傷が修復されると、細胞周期機構は核分裂を開始させる。DNA損傷依存的な有糸分裂のチェックポイントを阻害することは、癌治療においてより有効であると考えられる。本薬は、DNA損傷に関連して、細胞停止を阻害し、細胞分裂の過程において、致命的な影響をもたらす。なお、ミレニアム社は株式会社キャンバス社と本薬の開発を行っている。 ※[記事2009.12.22]抗癌剤以外の用途に関する特許申請取下げについて

株式会社キャンバス(本社:静岡県沼津市、以下「キャンバス」)と武田薬品工業株式会社は、このたび、キャンバスが創製した癌治療薬CBP501およびそのバックアップ化合物に関して、2007年3月30日に締結した全世界を対象とする共同事業化契約(以下「本契約」)を解消することで合意しました。 from 癌治療薬CBP501にかかる共同事業化契約解消の合意について[2010年06月17日]  

「アバスチン」R435(ベバシズマブ) 注[中外製薬]【適応拡大】結腸癌(アジュバント) ヒト化抗VEGF(血管内皮細胞増殖因子)モノクローナル抗体承認2009.9.18 EU承認2010.3.30
欧州承認2008.1.28転移性結腸・直腸癌
導入/ロシュ (ジェネンテック)
日本での効能・効果は「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」、「扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」、「手術不能又は再発乳癌」 世界80カ国で承認
【適応拡大】胃癌(アジュバント) ヒト化抗VEGF(血管内皮細胞増殖因子)モノクローナル抗体 第Ⅲ相(多国籍共同治験)
【適応拡大】手術不能又は再発乳癌 ヒト化抗VEGF(血管内皮細胞増殖因子)モノクローナル抗体承認2011.9.26
申請2009.10.16
米国承認取消し2011.11.18(転移性乳癌)
米国承認2008.2.23局所再発・転移性乳癌
米国申請2006.5.26
欧州承認2007.3.29転移性乳癌
EU申請2006.7.10
【適応拡大】乳癌(アジュバント) ヒト化抗VEGF(血管内皮細胞増殖因子)モノクローナル抗体米国承認2008.2.23局所再発・転移性乳癌
欧州承認2009.7.29転移性乳癌
欧州承認2007.3.29転移性乳癌
欧州承認勧告2007.2.23
【適応拡大】転移性乳癌に対するXelodaの併用療法  EU承認勧告2011.4.15
【適応拡大】転移性乳癌に対するpaclitaxelの併用療法  EU承認2011.3.2
【適応拡大】進行卵巣癌承認2013年11月22日
申請2012年10月5日
EU承認2011.12.23
EU承認勧告2011.9.23
【適応拡大】白金製剤感受性の再発卵巣癌
EU承認2012年10月31日
EU承認勧告2012年9月21日
【適応拡大】扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 ヒト化抗VEGF(血管内皮細胞増殖因子)モノクローナル抗体承認2009.11.6
申請2008.11.26
EU承認2007.8.24
EU承認勧告2007.7.20
EU申請2006.8.8
米承認2006.10.12
米申請2006.4.12
【適応拡大・用法用量追加】悪性神経膠腫(グリオーマ;膠芽腫(グリオブラストーマ)含む) ヒト化抗VEGF(血管内皮細胞増殖因子)モノクローナル抗体承認2013年06月14日
申請2012年9月19日
米国発売2009
【適応拡大】インターフェロンα-2a との併用による進行・転移性腎細胞癌の一次治療 米承認2009.8.3
EU承認2007.12.19
EU承認勧告2007.11.16
【適応拡大】進行又は再発の子宮頸癌 ヒト化抗VEGF(血管内皮細胞増殖因子)モノクローナル抗体承認2016.5.23


【適応拡大】腎細胞癌 ヒト化抗VEGF(血管内皮細胞増殖因子)モノクローナル抗体第Ⅲ相(多国籍共同治験)
【適応拡大】悪性胸膜中皮腫 ヒト化抗VEGF(血管内皮細胞増殖因子)モノクローナル抗体第Ⅱ相中止2017.6
【メモ】 「アバスチン(R)」は、腫瘍の増殖と転移に必要な血管の新生に重要な役割を果たすVEGFに特異的に結合し、その作用を阻害する抗体医薬。2004年2月に転移性の結腸・直腸癌の治療薬として米国で承認されて以来、治療ガイドラインで標準治療薬の一つに位置付けられている。 乳癌に対しては、欧州では2007年3月、米国では2008年2月の承認以降、進行・再発乳癌の一次治療として使用されている。国内では、2007年4月に「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」を効能・効果として承認された。承認後は特定使用成績調査を実施し、「アバスチン(R)」の適正使用の推進に努めてきた。 なお、中外製薬は2008年11月に扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌を効能・効果とした追加承認申請を行い、現在、審査中。 用法・用量の追加承認2009.9.18

【乳癌】中外製薬株式会社は、抗VEGF(血管内皮増殖因子)ヒト化モノクローナル抗体ベバシズマブ(遺伝子組換え)-販売名『アバスチン(R)点滴静注用100mg/4mL、同400mg/16mL』の、乳癌に対する効能追加の承認申請を厚生労働省に行った。 海外で行われた第Ⅲ相臨床試験から、化学療法未治療の進行・再発の乳癌患者において、化学療法に「アバスチン(R)」を併用することで、主要評価項目である無増悪生存期間の統計学的に有意な延長が認められた。海外では、欧州において2007年3月、また、米国では2008年2月の承認以降、化学療法未治療の進行・再発乳癌において化学療法との併用により使用されている。 国内で実施した化学療法未治療の進行・再発乳癌患者を対象とする第Ⅱ相臨床試験においても、日本人の患者における「アバスチン(R)」の有効性が確認されるとともに、忍容性も海外臨床試験と同等の水準にあることが示唆された。 日本において乳癌の新規罹患者数は年々増加しており、2010年の年間新規乳癌罹患患者数は45,000人強と推計されている。 from [記事2009.10.16]

一次治療としての化学療法による治療歴のあるHER2陰性の進行性乳癌女性を対象としたAvastin(bevacizumab)の第Ⅲ相臨床試験(RIBBON-2試験:684名)では、Avastinと二次治療として標準的に用いられる化学療法の併用投与を受けた女性の無増悪生存期間(PFS)が化学療法単独に比べ28%改善することが示された。有害事象は以前にAvastinで報告されたものと一致し、新たな安全性シグナルは観察されなかった。 FROM [記事2009.12.21]

NICE 「ベバシズマブ」転移性乳癌での推奨せずとガイダンス草案発出
英国国立医療技術評価機構(NICE)は7月9日、ロシュの血管新生阻害剤「ベバシズマブ」について、タキサンとの併用による転移性乳癌患者への使用は推奨できないとのガイダンス草案を発出した。ベバシズマブ製造者からNICEに提出されたエビデンスでは、転移した乳癌患者の生存期間の有意な改善は認められないとしており、臨床的ベネフィットの不確実性と相まって英国国民保健機関(NHS)が支払いを請求される金額も高額であることから、転移性乳癌における同剤(タキサン併用)ファーストライン療法は推奨できないとした。(訳:薬事ニュース社)  from Bevacizumab rejected by NICE in draft guidance due to uncertain evidence base[NICE 2010.7.9]

FDA長官は転移性乳癌に対するAvastinの使用に関する最終決定を発表[2011.11.21]
ロシュ社のAvastin、転移性乳癌女性における用法・用量が拡大される[2011.7.4]
ロシュ社は転移性乳癌へのAvastinの使用に関するFDA公聴会の最新情報を提供[2011.6.30]

【脳腫瘍】
ロシュ社は悪性脳腫瘍の患者さんに対しAvastinと放射線療法および化学療法を併用した第Ⅲ相臨床試験の最終成績を発表[2013.6.4]

【肺癌】
Avastinとpemetrexedの併用は肺癌患者さんの無増悪生存期間を統計学的に有意に延長する[2011.9.27]

【卵巣癌】
ロシュは2011年2月8日、前治療歴があり白金製剤に感受性の再発卵巣癌の女性患者を対象に、化学療法(carboplatinとgemcitabine)とAvastin(bevacizumab)の併用療法後に病勢進行までAvastinの単独投与を継続した第Ⅲ相臨床試験(OCEANS試験)で、主要評価項目が達成されたことを発表しました。

試験では、Avastinと化学療法の併用療法を受けた後にAvastin単独投与を継続した女性の患者で、化学療法単独のみの治療を受けた女性と比較して、疾患を悪化させることなく生存する期間(無増悪生存期間、PFS)が延長することが示されました。新たな安全上の所見は認められず、有害事象はこれまでに実施されたAvastinの主要な試験でみられたものと同様でした。OCEANS試験の全てのデータは、今後開催される学会で発表される予定です。
[Avastinについて]
・日本での効能・効果は「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」、「扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」、販売名は「アバスチン®点滴静注用100mg/4mL、同400mg/16mL」です。
・国内では胃癌、乳癌術後補助療法、グリオブラストーマを対象とした多国籍第Ⅲ相臨床試験に参加、また、グリオブラストーマ(再発例)を対象とした臨床試験を実施中です。
・乳癌に対する効能追加の承認申請を、2009年10月に厚生労働省に行っています。
・卵巣癌に対する開発要請を受け、公知申請への該当性に係る企業見解を提出しています。 from 卵巣癌に対するAvastinの3番目の第Ⅲ相臨床試験で主要評価項目を達成[2011.2.16]

アバスチン点滴静注用インタビューフォーム
【開発の経緯】
アバスチン[一般名 ベバシズマブ(遺伝子組換え)]は、マウス抗VEGF(vascular endothelial growth factor;血管内皮増殖因子)モノクローナル抗体muMAb A4.6.1をもとにヒト化した、抗VEGFヒト化モノクローナル抗体である。
VEGFは血管新生の主要な調節因子であり、ほとんどのヒト腫瘍において発現が亢進し、腫瘍の増殖・転移に関与している。アバスチンはVEGFと選択的に結合することにより、VEGFと血管内皮細胞上に発現しているその受容体(VEGFR-1及びVEGFR-2)との結合を阻害し、VEGFのシグナル伝達経路を遮断することで、VEGFによる腫瘍組織での血管新生を抑制する。本剤は新規性の高い作用機序を有する抗悪性腫瘍剤で、世界で初めて血管新生阻害剤として臨床的有用性を示した薬剤である。

◆本邦での発売状況
承認年月効能・効果
2007年4月治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌
2009年9月
(用法・用量の追加)
2009年11月扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
2011年9月手術不能又は再発乳癌
2013年6月悪性神経膠腫
2013年11月卵巣癌
2016年5月進行又は再発の子宮頸癌

◆米国での発売状況
承認年月効能・効果
2004年2月
(一次治療)
2006年6月
(二次治療)
静注フルオロウラシルを含む化学療法との併用による、転移性結腸・直腸癌の一次又は二次治療
2013年1月フッ化ピリミジン/イリノテカン又はフッ化ピリミジン/オキサリプラチンを含む化学療法との併用による、初回化学療法として本剤を含むレジメン施行後に増悪した転移性結腸・直腸癌患者の二次治療
2006年10月カルボプラチン及びパクリタキセルとの併用による、切除不能の局所進行、再発又は転移性非扁平上皮非小細胞肺癌の一次治療
2009年5月再発膠芽腫における単剤治療
2014年8月パクリタキセルとシスプラチン又はパクリタキセルとノギテカン※との併用による、治療抵抗性・再発又は転移性子宮頸癌の治療
2014年11月パクリタキセル、リポソーム化ドキソルビシン又はノギテカンとの併用による、2 レジメン以下の化学療法前治療歴のある、白金製剤抵抗性の再発上皮性卵巣癌、卵管癌又は原発性腹膜癌の治療
※ノギテカンは、海外ではトポテカンの名称で使用されている。

◆欧州での発売状況
承認年月効能・効果
2005年1月
(一次治療)
フッ化ピリミジンを含む化学療法との併用による、転移性結腸・直腸癌の治療
2008年1月
(適応拡大)
2007年3月パクリタキセルとの併用による転移性乳癌の一次治療
2011年6月タキサン系薬剤又はアントラサイクリン系薬剤を含む他の化学療法による治療が適切でないと考えられる転移性乳癌のカペシタビンとの併用による一次治療。術後補助療法として、過去12ヵ月以内にタキサン系薬剤及びアントラサイクリン系薬剤を含む化学療法を受けた患者は除くこと。
2007年8月白金製剤を含む化学療法との併用による、切除不能の進行、転移性又は再発の、扁平上皮癌を主体としない非小細胞肺癌の一次治療
2011年12月カルボプラチン及びパクリタキセルとの併用による進行(FIGO Stage ⅢB、ⅢC、Ⅳ)上皮性卵巣癌、卵管癌又は原発性腹膜癌の初回治療
2012年10月カルボプラチン及びゲムシタビンとの併用による、本剤、VEGF阻害剤あるいは抗VEGF製剤未治療の成人の白金製剤感受性の初回再発上皮性卵巣癌、卵管癌又は原発性腹膜癌の治療
2014年7月パクリタキセル、ノギテカン※又はリポソーム化ドキソルビシンとの併用による、2 レジメン以下の化学療法前治療歴があり、かつ本剤、VEGF 阻害剤あるいは抗VEGF 製剤未治療の成人の白金製剤抵抗性の再発上皮性卵巣癌、卵管癌又は原発性腹膜癌の治療
2015年3月パクリタキセルとシスプラチンとの併用、又は白金製剤の投与を受けることができない場合はパクリタキセル/ノギテカンとの併用による、成人の治療抵抗性、再発又は転移性子宮頸癌の治療
※ノギテカンは、海外ではトポテカンの名称で使用されている。

【適応症】(2016年5月改訂)
1. 治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌
2. 扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
3. 卵巣癌
4. 進行又は再発の子宮頸癌
5. 手術不能又は再発乳癌
6. 悪性神経膠腫
 
New Medicines in Development[PhRMA 米製薬協] -Mesothelioma /2006.6.26
Antineoplaston A10 - injectionUSAII
Antineoplaston AS2 1 - injectionUSAII
AR 726USAII
Doxorubicin liposomalALZAUSAII
HSV thymidine kinase gene therapyUSAI
PaclitaxelBristol-Myers SquibbUSAI
PralatrexateUSAII
ONCONASE(Ranpirnase)Alfacell CorporationUSAIIIリボヌクレアーゼ薬剤
SDX 102USAII
【解説資料】 中皮腫[国立ガンセンター] [肺がん治療ネット]悪性胸膜中皮腫 【データ】 全世界で年間に10,000人から15,000人が新規に悪性胸膜中皮腫と診断されていると推定さ れており、その数は年々増加傾向。 日本の中皮腫死亡者数は、1995年に500件、1996年に576件、1997年に597件、1998年に570 件、1999年に647件、2000年に710件、2001年に772件、2002年に810件となっています。 (1999-2002年の8年間合計5,182人) これは、年間100万人当たり5-6人であることを意味しています。中皮腫のケースの80%以 上がアスベストによるものであり、また、中皮腫1件につきアスベスト関連肺がんが1-2 (あるいはそれ以上)と言われています。 悪性胸膜中皮腫治療薬ペメトレキセド、シスプラチンとの併用療法で厚生労働省へ承認申請[日本イーライリリー,2006.6.26] - 全世界で年間に10,000人から15,000人が新規に悪性胸膜中皮腫と診断されていると推 定されています。日本では人口動態統計によれば、悪性胸膜中皮腫による死亡者数は1995 年の432人から、2004年には833人に増えています。 がんの統計2016[国立がんセンター] - 悪性新生物死亡数・死亡割合、部位別(2015年) C45 中皮腫1,504人(男1,237女267) 日本の中皮腫による死者数(1995年~1998年)[アスベストについて考える会] - 1998年570人 ●人口動態調査 平成28年(2016)人口動態統計(確定数)の概況[平成29年9月15日] 中皮腫による死亡数 都道府県(21大都市再掲)別にみた中皮腫による死亡数の年次推移(平成7年~28年) 人口動態統計(確定数)より [政府統計の総合窓口(e-Stat)] ●人口動態調査 平成28年 下巻 死亡  第1表-2 死亡数,性・死因(死因基本分類)別 * 一番詳細。 但し、病名コードだけなので、別に一覧要。
死亡数2016
C45 中皮腫1,299251

C45.0 胸膜中皮腫1,028182
C45.1 腹膜中皮腫9525
C45.2 心膜中皮腫93
C45.7 その他の部位の中皮腫141
C45.9 中皮腫,部位不明15340
●患者調査
ICD10 分類20112014
C45 中皮腫1千人2千人

C45.0 胸膜中皮腫12
C45.1 腹膜中皮腫00
C45.2 心膜中皮腫-0
C45.7 その他の部位の中皮腫--
C45.9 中皮腫,部位不明00
医療用医薬品添付文書 /2017.9.26
製品組成適応症用法用量備考
アリムタ注射用100mg,500mg[製造販売元/日本イーライリリー株式会社]Alimta Injection
発売2007年1月(500mg)2009年9月(100mg)
1バイアル中ペメトレキセドナトリウム水和物151.7mg,713mg(ペメトレキセドとして108.5mg,510mg)悪性胸膜中皮腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌1. 悪性胸膜中皮腫
シスプラチンとの併用において、通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/m2(体表面積)を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
2. 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/m2(体表面積)を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
ME01試験
ランダ注10mg/20mL,25mg/50mL,50mg/100mL[製造販売元/日本化薬株式会社]Randa Inj
発売1984年3月[10mg/20mL,25mg/50mL,50mg/100mL]
[10mg/20mL]1バイアル中シスプラチン10mg;[25mg/50mL]1バイアル中シスプラチン25mg;[50mg/100mL]1バイアル中シスプラチン50mg睾丸腫瘍、膀胱癌、腎盂・尿管腫瘍、前立腺癌、卵巣癌、頭頸部癌、非小細胞肺癌、食道癌、子宮頸癌、神経芽細胞腫、胃癌、小細胞肺癌、骨肉腫、胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、悪性胸膜中皮腫(2007.1.4承認)、胆道癌
以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
  悪性骨腫瘍、子宮体癌(術後化学療法、転移・再発時化学療法)、再発・難治性悪性リンパ腫、小児悪性固形腫瘍(横紋筋肉腫、神経芽腫、肝芽腫その他肝原発悪性腫瘍、髄芽腫等)
悪性胸膜中皮腫には、ペメトレキセドとの併用療法として、H法を選択する。H法:シスプラチンとして75mg/m2(体表面積)を1日1回投与し、少なくとも20日間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。なお、H法の投与量は症状により適宜減量する。
[]
発売

【臨床ガイドライン】 [NICE]Mesothelioma - pemetrexed disodium[2006.6.26] - NICEは唯一の治療薬pemetrexed disodiumを十分なエビデンスがないと判定した。 - Mesothelioma drug blocked for NHS[BBC News 2006.6.26] によると英国では6.5万人がアスベスト被害により中皮腫に罹患する可能性があるが ALimtaの治療費は一人£8,000かかる。 【総説記事・文献】胸膜中皮腫の診断と治療 岸本 卓巳, 肺癌48(3)165-170,2008
胸膜中皮腫の診断には画像診断も重要であるが,確定診断は病理組織標本によって行われる.針生検や胸腔鏡下生検によって得られた腫瘍組織をHE染色のみならず免疫組織化学的な診断手法によって確定診断する.すなわち,上皮型中皮腫陽性マーカーとして,calretinin,WT-1などがあり,陰性マーカーとして,CEA,TTF-1がある.一方,肉腫型では陽性マーカーとして低分子ケラチン(AE1/AE3,CAM5.2),calretinin,陰性マーカーとしては真の肉腫の陽性マーカーであるdesmin,smooth muscle actinなどがある.臨床診断上,胸膜中皮腫と鑑別が必要な疾患として多形型肺癌,偽中皮腫様肺癌,線維性胸膜炎(良性石綿胸水)がある.胸膜中皮腫の治療については,放射線療法が単独では無効のため,治療方法が限定される.IMIG分類のstage IIIまでが胸膜肺全摘出術の適応ではあるが,stage IIIでもリンパ節転移のある症例の予後はよいとは言えない.stage IIIあるいはIVではcisplatin(CDDP)+pemetrexed併用療法が最も有効である.胸膜肺全摘出術,放射線療法,化学療法を組み合わせたtrimodalityの予後が最もよいと報告されているが,performance status(PS)のよい若年症例に限られる.その他に有効な治療方法はない.




【ニュース・トピックス】
悪性中皮腫の治療ターゲット分子を発見-核酸医薬として抗腫瘍効果を確認-[2010.4.9;放医研]
- アスベストが主要原因である悪性中皮腫は、有効な医薬品の開発が強く望まれている疾患の1つです。放医研では、2005年から早期診断法の開発に着手しており、これまでに、中皮腫モデルマウスにおいて、中皮腫を特異的にPETで画像化するなどの成果をあげてきました。
これまで困難であった、悪性中皮腫(肉腫型)の診断・治療を可能にするために、ヒト悪性中皮腫の培養細胞を用いた研究を行いました。細胞増殖抑制を指標にして、8,589遺伝子のsiRNAをスクリーニングすることにより、COPA遺伝子のsiRNAの細胞増殖抑制効果が高いことを世界で初めて発見しました。このsiRNAを中皮腫モデルマウスに投与する治療実験を行ったところ、腫瘍の増大を有意に抑制させることに成功しました。さらに、この治療実験に用いた中皮腫を詳しく解析したところ、siRNAの投与によって中皮腫に細胞死が誘導されていることが判明しました。
今後、COPA遺伝子を標的とすることにより、悪性中皮腫(肉腫型)の診断法と治療法の両方で新しい展開が期待できます。


石綿被害を早期発見、無料検診スタートへ…厚労省[読売新聞2006.9.13]~中皮腫患者データベース
中皮腫患者データベース化/厚労省が研究班、年内開始[四国新聞2006.9.13]

 日本中を恐怖に陥れた今回のアスベスト(石綿)禍の震源は,日本最大のアスベストユ
ーザーだったクボタ。2005年6月29日,同社は記者会見を開き,1978~2004年度の間に社
員や関係会社社員(共に退職者を含む)79人が肺がんや中皮腫で亡くなっていたことを明らかにした。
 このクボタの発表後,アスベスト被害の状況は雪崩を打ったように次々と白日の下にさ
らされていく。そして経済産業省の調査で,2005年7月15日までに,アスベストが原因の疾患による死亡者は374人に膨れ上がった。
 クボタの自主発表は、一時的に株価の下落を招いたが、総合的には好意的に受け入れら
れ、株価は上昇した。
(確かに、雪印乳業、三菱自工の衰亡と対照的に、自主発表は今後も積極的な問題解決能
力を予感させる。)
●[朝日新聞]特集:アスベスト被害[読売新聞]特集:アスベスト問題[日経BP]石綿障害予防規則制定特集


【リンク・リソース】
[文部科学省]アスベスト起源の悪性中皮腫の早期診断・治療に関する研究について[2005.8.26]



【主要サイト】
●中皮腫
日本肺癌学会
 - 日本肺癌学会 悪性胸膜中皮腫診療ガイドライン[pdf,65p]
 - 悪性胸膜中皮腫病理診断の手引き(2013.10.3)
 - 各種委員会名簿
 胸膜中皮腫小委員会 (13 名)
 [委員長] 川村 雅文(帝京大・呼吸器・教授)
 [副委員長] 長谷川誠紀(兵庫医大・呼吸器・教授)
 [委 員] 青江 啓介(独立行政法人 国立病院機構 山口宇部医療センター・呼吸器内科・部長) 荒金 尚子(佐賀大学医学部附属病院 呼吸器内科・教授)
  大久保憲一(東京医科歯科大学 呼吸器外科・教授) 岡部 和倫(独立行政法人 国立病院機構 山口宇部医療センター・ 呼吸器外科・統括診療部長)
   岡本 浩明(横浜市立市民病院・呼吸器内科・部長) 加藤 勝也(川崎医科大学総合医療センター診療部長(教授))
    関 順彦(帝京大学医学部附属病院・ 腫瘍内科・教授) 関戸 好孝(愛知県がんセンター研究所・分子腫瘍学部・部長)
    副島 俊典(兵庫県立がんセンター 放射線治療科・部長) 鍋島 一樹(福岡大学医学部  医学科  教授)
廣島 健三(東京女子医科大学八千代医療センター・病理診断科・教授・診療科長)
 - 
石綿・中皮腫研究会
代表幹事:廣島 健三
住所:〒276-8524 千葉県八千代市大和田新田477-96 東京女子医科大学八千代医療センター 病理診断科



中皮腫・じん肺・アスベストセンター
 - 中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会
www.mesothelioma-facts.com
Mesothelioma Web

●アスベスト
[厚生労働省]アスベスト(石綿)情報
経済産業省
 - アスベスト代替化製品対策検討会 第一回[H17.8.26] 議事要旨|資料
 - アスベストによる健康被害の実態調査の結果について[2005.7.15]
石綿対策全国連絡会
 - 市民団体と労働組合が連携して結成




[1180]pemetrexed (Alimta[Lilly]) ペレトレキセド(アリムタ)
[1180]●製品 pemetrexed (Alimta[Lilly]) ペレトレキセド(アリムタ)


 日本語版註)pemetrexed (Alimta[Lilly]) ペレトレキセド(アリムタ)
 【別名】LY231514 【開発元】Lilly  [DBR_ID]42750-4229
 【化学名】L-Glutamic acid, N-[4-[2-(2-amino-4,7-dihydro-4-oxo-1H-pyrrolo[2,3-d]pyrimidin-5-yl)ethyl]benzoyl]-, disodium salt, heptahydrate.
 【承認】FDA申請=2002.10.24、FDA承認=4-Feb-2004、発売=Feb-2004 ;【製剤】静注vials -500mg 【適応】(悪性胸膜中皮腫) ALIMTA in combination with cisplatin is indicated for the treatment of patients with malignant pleural mesothelioma whose disease is unresectable or who are otherwise not candidates for curative surgery. 【用法用量】 【作用】葉酸拮抗剤; exerts its action by disrupting folate-dependent metabolic processes essential for cell replication. 【製品情報】Alimta(R) (pemetrexed) 【添付文書】Alimta Full prescribing information 【EU】EU、オーストラリア、カナダ、タイ、シンガポール、中国、台湾、韓国等世界70カ国以上で承認 【日本】LY213154(Pemetrexed)[日本イーライリリー]申請済(悪性胸膜中皮腫)、第Ⅱ相(非小細胞肺癌)※優先審査検討中 【その他】
2002 USP DICTIONARY SUPPLEMENT 6[29(2)Mar-Apr 2003]
2002 USP DICTIONARY SUPPLEMENT 5[29(2)Jan-Feb 2003]


pemetrexed


【日本語版コメント】
 中皮腫(Mesothelioma)という耳慣れない胸部癌の一種がある。 この原因の大半(80%以上)が建材として使われてきた石綿(アスベストasbestos)による健康被害。 しかも、アスベストは、暴露後(粉じんを吸ってから)20年~30年経過して突然、肺がんや悪性中皮腫、胸膜や腹膜の癌などの恐ろしい健康被害をもたらす。
 日本の中皮腫死亡者数は、1999-2002年の8年間合計5,182人(2002年810人)と少ないが、2000年から2029年に至る30年間で死者5万8千人程度と予測される。 欧州では今後35年間の合計は25万の中皮腫による死亡が予測。 既に現在毎年1.0-1.5万人の患者が発生している。
 世界での石綿使用禁止の動きは加速し、EU加盟国では、2005年1月から原則的にクリソタイルが禁止になるが、日本ではまだ代替品の問題から禁止日程は不明確。 それでも[厚労省労働基準局]石綿ばく露労働者に発生した疾病の認定基準に関する検討会の結果から、昨2003年9月19日、石綿(アスベスト)による疾病の認定基準等の改正を行う等対応は進んでいる。
 一方アスベスト被害補償をめぐる訴訟は、アスベストによる死亡が毎年1万人という米国で史上最大規模の約8,400社が対象となっており、そのうち2002年末に米油田開発サービスのハリバートン1社だけで、従業員らの起こしたアスベスト訴訟の和解金額が総額40億ドル(約4840億円)、既に倒産・廃業・企業売却された企業も多い。

 本題にもどり、「中皮腫」の治療法だが、これまで各種制癌剤が試されたものの、有効性は低く、生存期間は6~8か月と非常に短いもの。 そこに初めて中皮腫治療薬がFDA承認された。 このAlimtaは2004.2月にFDA承認、同月発売され、Lilly社2004Q1決算での売上はUS$11.6mだった。

 →詳細は参考資料●リソース:中皮腫(Mesothelioma)に纏めた。
<日本語版コメント用要約>
・ペメトレキセドとシスプラチンの併用療法が、悪性胸膜中皮腫の治療薬として初めてFDAに承認された。
・悪性胸膜中皮腫はアスベスト被爆との関連が指摘されている稀少疾患で、これまで化学療法無効で、診断後の生存期間の中央値が6~8ヶ月とされていた。
・併用療法とシスプラチン単独療法を比較した臨床試験では、生存期間の中央値、病勢進行までの時間、奏効率が併用療法群で有意に高かったほか、疼痛、息切れ、生活の質も改善された。
・ペメトレキセド (Alimta) とシスプラチンの併用療法は、切除不能の悪性胸膜中皮腫に対する標準的治療法となるだろう。



●承認データ:FDA

情報ソース●CDER New and Generic Drug Approvals: 1998-2004 Alimta (pemetrexed for injection), 500 MG Rx Lilly Application #=NDA 21-462 Approval Date=2/4/04 Letter Posted=2/5/04 承認書 Label Posted =2/5/04 添付文書 Review Posted=3/28/04
Electronic Orange Book

Application Number: 021462 Active Ingredient : PEMETREXED DISODIUM Proprietary Name : ALIMTA [LILLY] INJECTABLE; IV (INFUSION) EQ 500MG BASE/VIAL Approval Date : Feb 4, 2004 Exclusivity Data : NCE FEB 04,2009 Patent Data : 5217974 MAR 29,2011 U-551 5344932 SEP 06,2011 Y Y
●FDA Advisory Committees

参考●ML_ADD資料:FDA諮問委員会~議題 FDA Advisory Committees FDAAdvisorycommittee.com CDER■Oncologic Drugs - http://www.fda.gov/ohrms/dockets/ac/cder04.html#Oncologic Oncologic Drugs 2003 | 2002 FDAAdvisorycommittee.com: Oncologic Drugs
ML開催日議題備考
11802004.07.27Lilly Alimta For Non-Small Cell Lung Cancer
※非小細胞肺癌のsecond-line治療への適応追加。本剤は2004.2.4に中皮腫(malignant pleural mesothelioma)の適応で認可されている。2004-Q1売上は$12 mil., including $7 mil. in initial stocking.
Alimta
(pemetrexed)




Alimta (pemetrexed for injection) Information Page

 FDA has approved Alimta for the treatment of malignant pleural mesothelioma, a 
type of cancer that affects the inside lining of the chest cavity. It is usually
 associated with asbestos exposure

FDA Press Release  
Label[pdf]
Patient Package Insert[pdf]
Approval Letter[pdf]
Questions and Answers for Alimta 

Date created: February 5, 2004




Eli Lilly

Products
Alimta(R) (pemetrexed) -http://www.alimta.com/
Lilly News room
Jun 4, 2006★Lilly Announces Phase II Results for ALIMTA(R) in First-Line Metastatic Breast Cancer Trial★悪性胸膜中皮腫治療薬pemetrexed(Alimta)
Jun 4, 2006★Updated Analysis in Second-Line Treatment of Lung Cancer Trial Confirms Similar Survival for Alimta(R) and Docetaxel★悪性胸膜中皮腫治療薬pemetrexed(Alimta)
Jul 5, 2005★Thoracic Cancer Patients Find New Reasons for Hope with Alimta(R)★悪性胸膜中皮腫治療薬pemetrexed(Alimta)
Aug 19, 2004★FDA Approves Lilly's Alimta(R) (pemetrexed) for the Second-Line Treatment of Advanced Lung Cancer★悪性胸膜中皮腫治療薬pemetrexed(Alimta)
Jul 27, 2004★Alimta(R) Receives Positive Endorsement for Lung Cancer Approval from FDA Advisory Committee★悪性胸膜中皮腫治療薬pemetrexed(Alimta)
Jun 24, 2004★Alimta(R) Receives CHMP Positive Opinion for Two Cancer Indications★悪性胸膜中皮腫治療薬pemetrexed(Alimta)
May 3, 2004★Alimta(R) Showed Advances over Taxotere(R) in Second-Line Non-Small Cell Lung Cancer Study★悪性胸膜中皮腫治療薬pemetrexed(Alimta)
Feb 5, 2004★FDA Approves Alimta(R)-Cisplatin Combination For Treatment of Asbestos-Related Cancer★悪性胸膜中皮腫治療薬pemetrexed(Alimta)


日本イーライリリー

ニュース ---ニュース、年次報告
2006年6月26日★悪性胸膜中皮腫治療薬ペメトレキセド、シスプラチンとの併用療法で厚生労働省へ承認申請
2004年2月12日★アスベストに起因する悪性胸膜中皮腫への治療薬が米国で承認


アスベストに起因する悪性胸膜中皮腫への治療薬が米国で承認[2004.2.12]

2004年2月5日、FDA(米国食品医薬品局)が、アスベストに起因するがん(悪性胸膜中皮腫)に対する初めての治療薬を承認しました。

イーライリリー社が開発したペメトレキセド(米国での製品名:Alimta[発音:アリムタ])が、シスプラチンとの併用で、肺や胸腔を覆う胸膜に発生する、手術不能の悪性胸膜中皮腫の治療薬として承認され、間もなく発売される予定です。「悪性胸膜中皮腫は、最も悪性度が高いがんのひとつであり、予後が悪く、痛みを伴い、衰弱の激しいがんです」と、イーライリリー社のオンコロジー臨床開発部門の部門長である、パオロ・パオレッティは話しています。

全世界で年間に10,000人から15,000人が新規に悪性胸膜中皮腫と診断されていると推定されており、その数は年々増加傾向にあります。多くの場合、悪性胸膜中皮腫であると気付かず、進行した段階で診断されるため、手術や放射線治療が不能である場合が多いのが現状です。

このがんに対する有効な治療薬を見つけることは困難を極めました。「1970年代、80年代、90年代と、数多くの抗がん剤の試験を行いました。私自身、多くの臨床試験に参加しましたが、悪性胸膜中皮腫に対してはほとんど効果がありませんでした」と、シカゴ大学のがん研究センター所長として、ペメトレキセドとシスプラチン併用療法のグローバル規模の第III相試験を統括したニコラス・ヴォーゲルザング医師は話しています。(ヴォーゲルザング医師は、2004年1月2日付で、ラスベガスのネバダがんセンター所長に就任しました。)

ペメトレキセド・シスプラチン併用療法はシスプラチン単剤との比較試験において、その効果が証明されました。この比較試験は、19カ国から448名の患者さんが参加し、悪性胸膜中皮腫の臨床試験としては最大規模の臨床試験となります。臨床試験の結果、生存期間は30%延長し(ペメトレキセド・シスプラチン併用群で12.1カ月、シスプラチン単剤群で9.3カ月)、1年生存率については、ペメトレキセド・シスプラチン併用群で50.3%、シスプラチン単剤群で38.0%でした1。生存期間中央値ならびに1年生存率ともに、統計学的に有意な差が認められました。

「悪性胸膜中皮腫に対して、化学療法が患者さんの生存期間を延長することが初めて証明されました。これはすばらしいニュースです」と、USオンコロジーの共同治験医師であり、ダラスにあるテキサス・オンコロジーのオンコロジストである、クロード・デンハム医師は話しています。さらに、臨床試験結果から、ペメトレキセド・シスプラチン併用群では、シスプラチン単剤群と比較して、肺機能の改善が見られました2。

安全性に関する情報

ペメトレキセドの血液毒性、非血液毒性に関連する副作用は、好中球減少、血小板減少、貧血、悪心、嘔吐、疲労感、下痢、皮疹、痛みでした。ペメトレキセドの投与を受ける患者さんは、毎日の葉酸の経口摂取、ならびに9週間に1回のビタミンB12の筋肉注射により、治療による副作用が軽減できます。

他の多くの化学療法と同様に、ペメトレキセドの用量規制因子は骨髄抑制です。グレード3または4の副作用が発現した患者さんには投与量の調整が必要となります。腎不全の患者さんにはペメトレキセドは投与できません。非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)を使用している患者さんはその旨を医師に告げる必要があります。ペメトレキセドの投与中は、全ての患者さんに対して、定期的な血液検査の実施が推奨されます。

各国での状況について

欧州では、ペメトレキセドとシスプラチンの併用による悪性胸膜中皮腫の治療薬として、またペメトレキセド単剤で非小細胞肺がんの二次治療薬として、ペメトレキセドの承認申請をすでに当局に提出しています。また米国では、ペメトレキセド単剤で、非小細胞肺がんの二次治療薬として、FDAに承認申請を提出しています。日本では第I相試験実施中です。


●各種資料

●モノグラフ
PEMETREXED[Micromedex]


●ニュース
FDA approves pemetrexed disodium for rare asbestos-related cancer[pharmacist.com,2004.2.6]










●解説


■中皮腫 mesothelioma

●中皮腫とは

 臓器別には、胸部癌に分類。
 肺・心臓・胃腸・肝臓などの臓器は、それぞれ、胸膜・腹膜・心膜などという膜に包ま
れる。これらの膜の表面をおおっているのが「中皮」で、この中皮から発生した腫瘍を中皮腫という。
 中皮腫は、進展形式から限局性とびまん性とに分類されており、限局性中皮腫には良性
と悪性があるが、びまん性中皮腫はすべて悪性である。
 中皮腫には上皮細胞および線維芽細胞様の二元性の性格があると考えられ、組織学的に
は線維性・上皮性および混合性に分類される。
 中皮腫には、その発生部位によって、胸膜中皮腫・腹膜中皮腫・心膜中皮腫などがある。
なかでは、胸膜中皮腫が最も多く、悪性びまん性(胸膜)中皮腫は診断・治療の困難なことから臨床上問題となっている。

●症状

 悪性の中皮腫は、一般にはびまん性に胸膜あるいは腹膜などにそって広範に拡がる。
 胸膜のびまん性悪性中皮腫では、大量の胸水貯留による呼吸困難や胸痛がおこる。
 腹膜の悪性中皮腫では腹水貯留による腹部膨満などがおこる。

●診断

悪性のびまん性腹膜中皮腫(非常にまれ)
 腹水をとってその性状やその中にいる腫瘍細胞を調べるとともに、これらの他の腹部臓器を調べる。

悪性のびまん性の胸膜中皮腫
 胸部単純X線写真や胸部CTで肺全体をつつみこむように拡がった胸膜の肥厚や多数のし
こりとして認められ、胸水を多量に伴うこともある。
しかし、肺がんなどの胸膜播種(肺がんが胸膜面全体にばらまかれて拡がった状態)との
鑑別が難しい場合も多く、胸に針を刺して胸水の中の腫瘍細胞を調べたり、局所麻酔下の
生検(組織採取)や胸腔鏡などで胸膜面の腫瘍を採取してそれらを調べる必要がある。
 また、病巣の進展範囲を評価するために胸部・腹部CTやMRI、あるいは超音波検査などを行う。

●治療

限局性・良性の中皮腫は、外科療法で治癒が期待できる。 

腹部あるいは心嚢の悪性中皮腫は非常にまれなので、悪性胸膜中皮腫について述べる。
限局性胸膜中皮腫はほとんどが良性ですが、まれに低悪性度のもの(かつて胸膜の繊維肉
腫などといわれていました)があり、これらは通常外科療法で治すことができる。 一般
には、悪性胸膜中皮腫という場合、びまん性のものをさす。 悪性びまん性胸膜中皮腫
は、非常に予後不良な病気だが、これに対する治療には、外科療法、放射線療法、化学
療法(抗がん剤治療)および対症療法がある。
限局性良性中皮腫においては、外科的切除が標準的治療法であり、治癒が期待できる。

限局性悪性中皮腫においても、外科治療が標準的治療法であり、Englandらは45%において治癒がえられたと報告している。

一方、びまん性悪性中皮腫は、根治が困難である。びまん性胸膜中皮腫では、腫瘍の進展が一側胸腔内に留まっている場合、胸膜肺全摘術によって肉眼的には大部分の腫瘍を切除しうることがあり、積極的な外科治療が試みられているが、やはり治癒を得ることは困難である。Sugarbakerらは、胸膜肺全摘術に化学療法と放射線療法を加えた積極的集学的治療で生存期間中央値16ヶ月であったと報告している。

姑息的な胸膜切除術や剥皮術により胸水貯留などの症状をコントロールしうることもある。また、胸膜切除術に放射線治療を併用したり、化学療法を併用したりする報告もなされている。Ruschらは、胸膜切除術に加えてcisplatin+mitomycin-Cの胸腔内および全身投与による化学療法で、2年生存率40%、生存期間中央値17ヶ月という成績を報告しているが、toxicityが高いためプロトコール・セッティングでのみ行うべきだとしている。

放射線照射は、胸腔全体に根治的にかけることは通常困難であり、疼痛緩和の意味で姑息的に用いられることがある。

全身化学療法としては、単剤の奏効率は、doxorubicin 14%、detorubicin 26%、high-dose methotrexate 37%、edatrexate 25%などが報告されているが、追試されて確認されたものではない。多剤併用化学療法でも、著しく良好なレジメンはなく、doxorubicin、cisplatin、bleomycin、mitomycinの併用で44%の奏効率をえたとする報告もあるが、これも追試されていない。標準的なレジメンを確立するには単剤あるいは多剤併用の十分に計画された第II相試験の追試と同時に新薬の開発が必要である。

免疫療法としては、recombinant Gamma-Interferonの胸腔内投与により、病期I期のびまん性胸膜中皮腫9例中4例でCR、1例でPR(奏効率56%)という報告もなされているが、これもまだ確立したものではない。

腹膜の悪性中皮腫に関しては、腹腔鏡下に生検して確実な診断をつけ、induction intraperitoneal chemotherapyを行った後に可及的に腫瘍切除を試みるという治療法が提唱されてはいるが、頻度が非常にまれなのでまとまった治療成績の報告はほとんどなされていない。


●疫学

 良性の線維性限局性胸膜中皮腫は、通常無症状で検診で偶然発見されることが多いが、
悪性びまん性中皮腫は胸水・腹水貯留による呼吸困難や胸痛などの症状で発症し、その頻
度は肺がん100例に対し1例程度といわれている。
 和田らは、限局性胸膜中皮腫では、男女比はほぼ同等で、平均年齢は男性51歳、女性36
歳であったと報告している。
 また、びまん性胸膜中皮腫では男性の方がやや多く、平均年齢は男性61.9歳、女性48.2
歳であったとしている。1996年におけるわが国の中皮腫による死亡数は、男性420名(人
口10万対0.25)、女性156名(人口10万対0.25)で、死亡率の男女比は2.8倍と男性に多い。

 良性中皮腫ではアスベスト曝露との関連は特にないとされているが、悪性中皮腫におい
てはアスベストが原因といわれており、欧米では70~80%の症例においてアスベスト曝露
の既往が報告されているが、本邦においては十分な調査がなされていないため、アスベス
ト曝露の既往がはっきりしない例が多い。例えば、仲らは腹膜中皮腫の本邦報告例100例
中5例のみでアスベスト曝露歴があったとしている。


●参考資料
[一般向けがん情報]:中皮腫[国立がんセンター]
[医療従事者向けがん情報]:中皮腫[国立がんセンター]
[IMIC CANCER INFO_2040]悪性中皮腫
[CNJガン情報ライブラリ]悪性中皮腫 患者さん用
胸膜中皮腫[秋山 一男,北里大学内科診断検査アクセス]




■アスベスト問題

●石綿(アスベスト)

●石綿(アスベスト)とは?

 石綿とは、天然に産出する繊維状の含水珪酸鉱物の総称であり、蛇紋石系のクリソタイル(白石綿)と角閃石系のクロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)、アンソフィライト、トレモライト、アクチノライトの6種類がある。
 日本では、クロシドライト、アモサイトについては1995年に労働安全衛生法に基づき製造・輸入・譲渡・使用等が禁止されており、現在も使用されているのはクリソタイルである。アンソフィライト、トレモライト、アクチノライトについてはまれにしか産出せず、他の石綿鉱床に不純物として含まれることがあるが、石綿原料として国内の産業界では使用されていない。

●用途

 1996年の日本石綿協会のレポートによると、日本は188,500トンのアスベストを輸入しています。このうち、42.1%が平板スレート(屋根用75,100トン)、20.6%が波形スレート(屋根用36,800トン)、18.4%が押出成形セメント板(内外装用32,800トン)、5.2%がバルブ・セメント板とスラグ石骨板(内装防火用・内外装9,300トン)、4.3%が石綿セメント・サイディング板(内外装間仕切り・外壁用7,600トン)、2.4%が他の建材、2.9%が自動車用摩擦材(5,200トン)、1.4%がジョイント・シート(2,500トン)に使用されています。 このように大半が建築材料として使用。
 代替え品もあるが、石綿は単体で高抗張力、不燃、耐熱性、耐薬品性、絶縁性、耐久性、親和性等多くの特徴を持っており、かつ経済性に優れている。

●使用量

 世界の石綿使用量のデータはありませんが、1999年の年間の石綿産出量は230万トンと発表されている。日本の場合は、1970年~1980年に掛けて年間約30万トンの輸入がありました 。しかし、近年は減少傾向にあり、2000年の年間輸入量は9.86万トン、2001年は7.9万トン、2002年4.3万トン(43,318)、2003年は2.5万トン(24,653)。
 主にカナダが多い。(2003年13,332トン、2002年24,430)

●世界での石綿使用禁止の状況

 EU加盟国では、2005年1月から原則的にクリソタイルが禁止になり、加盟国は、その間に法整備を行うことになっています。なお、ドイツ、フランス等は既に石綿製品の使用を禁止。また、米国では一部の用途を除き、石綿の使用が認められている。






●アスベストによる健康被害と政府対応

 アスベストを吸入することによるアスベスト肺,肺癌,悪性中皮腫等の健康影響がでてきました。  しかも、アスベストは、暴露してから(粉じんを吸ってから)20年から30年たち、 退職してようやく老後の静かな生活に入ろうとするときに突然、肺がんや悪性中皮腫、 胸膜や腹膜のがんなどの恐ろしい健康被害をもたらすという特徴をもちます。このことか ら、アスベストは「静かな時限爆弾」と呼ばれています。 ★厚生労働省は、2003年9月19日、石綿(アスベスト)による疾病の認定基準等の改正を 都道府県労働局に通知。 ・今回の改正は、石綿との関連があるとされる疾病の範囲を広げ、より迅速・的確に労災 認定が行われるよう求める内容となっている。 ・また、石綿に含まれる有害物質の影響を受けるばく露作業についても、従来の指定を広 げ、「間接的なばく露を受ける可能性のある作業」にまで広げている。 ・さらに、「中皮腫」の労災認定要件として、石綿ばく露作業への従事期間「五年以上」 を「一年以上」に改正。 ・アスベストによる疾病としては、悪性中皮腫のほか、アスベスト肺と肺がんがあり、 肺がんの発生率は中皮腫の二倍程度と言われている。 ・政府担当官(國常壽夫・厚生労働省労働基準局労災補償部補償課長)も、本年一月に出 版された『職業性石綿ばく露と石綿関連疾患』の中で「わが国における業務上疾病の新規 労災認定件数は、近年、年間九千件程度で推移しています。(中略)いわゆる職業がんは 年間七十件程度で推移しています。なかでも、石綿による肺がんまたは中皮腫は、年間四 十~五十件と職業がんの中では最も多く、しかも近年特に増加傾向にあります」と、アス ベストの労務における問題を指摘している。 ・2000年から2029年に至る30年間で死者5万8千人程度と予測した 日本産業衛生学会での報告『わが国における悪性胸膜中皮腫死亡数の将来予測』 アスベスト禁止措置に関する質問主意書[参議院議員 中村敦夫 2002年5月]  -わが国における悪性胸膜中皮腫死亡数の将来予測[pdf,1p] (第75回日本産業衛生学会,2002.4.10,神戸) ○村山武彦(早稲田大理工・複合領域)、高橋謙(産業医大環境疫学)、   車谷典男(奈良医大衛生学)、名取雄司(ひらの亀戸ひまわり診療所) 講演録:わが国における悪性胸膜中皮腫死亡数の将来予測 ★業務起因疾病の統計 米国のアスベスト症による死者は、1968年から1995年の間で15000件、ドイツのアスベス トによる職業がん補償件数は、1978年から1994年の間で約5000件である。 from 欧米のインダストリアルハイジニストとわが国の労働衛生コンサルタントの相違点 ★イギリスのジュリアン・ピート教授ら:ギリス、イタリア、フランス、オランダ、ドイ ツのデータを基礎にした研究を発表。 西ヨーロッパにおけるアスベストによる中皮腫の死亡件数は、 1998年の5,000から2018年には約9,000とほとんど2倍になり、 今後35年間の合計は25万(アスベストによる肺がんもほぼ同じとして合計死亡件数は50万)にのぼると予測。 from 愛媛労働安全衛生センター:アスベスト問題 ●資料 石綿の代替化等検討委員会報告書[2003.4.4] [厚労省労働基準局]石綿ばく露労働者に発生した疾病の認定基準に関する検討会 石綿ばく露労働者に発生した疾病の認定基準に関する検討会報告書[2003.8.26] 石綿による疾病の認定基準の改正について[2003.9.19] - 近年、中皮腫に係る医学的知見の進歩に加えて、その労災認定件数が、平成11年度25 件、平成12年度35件、平成13年度33件と増加傾向にあり、また、認定基準に具体的認定要 件を定めていない、心膜及び精巣鞘膜(せいそうしょうまく)の中皮腫の労災認定事例もあった。 - 1  石綿との関連が明らかな疾病として、認定基準には「胸膜又は腹膜の中皮腫」が 示されていたが、これに「心膜、精巣鞘膜(せいそうしょうまく)の中皮腫」を追加したこと。 - 4  中皮腫に係る認定要件のうち、石綿ばく露作業への従事期間を「5年以 上」か ら「1年以上」に短縮したこと。 - 5  肺がん及び中皮腫の医学的所見に係る要件のうち、石綿ばく露指標として重要な 「胸膜プラーク(胸膜肥厚斑)」及び「石綿小体又は石綿繊維」をそれぞれ独立させる等 の見直しをしたこと。 ●厚生労働省:検討会、研究会等[労働基準局][2005.10.6]
会議名掲載案件名開催日
●アスベスト対策推進チーム会合第5回開催延期について05/08/16
第5回開催について05/08/16
第4回開催について05/08/02
第3回開催について05/07/27
第2回開催について05/07/25
第1回開催について05/07/22
会議名掲載案件名開催日
●石綿製品の全面禁止に向けた石綿代替化等検討会第2回開催について05/09/26
第1回資料05/08/25
第1回開催について05/08/25
会議名掲載案件名開催日
●石綿に関する健康管理等専門家会議第4回開催について05/09/28
第3回議事録05/08/31
第3回資料05/08/31
第3回開催について05/08/31
第2回議事録05/08/19
第2回資料05/08/19
第2回開催について05/08/19
第1回議事録05/08/04
第1回資料05/08/04
会議名掲載案件名開催日
●石綿研究班会議第1回議事次第05/08/04
●アスベスト健康被害と訴訟

●見通し  まだまだ決着がつきそうもない。 ●概況記事 アスベスト曝露、は全米及び州の裁判所に約8,400社に対する訴訟の洪水を引き起こしている。 毎年9,907人のアメリカ人がアスベストによって引き起こされるがんやその他の病気で死んでいる。  from アスベスト被害:健康への脅威はいつまでも[2004.3.5] ●[事例]アスベスト訴訟 40億ドル支払いで和解。(2002年12月19日-日本経済新聞(夕刊)) 米油田開発サービスのハリバートンは、従業員らの起こしたアスベスト訴訟で総額40億 ドル(約4840億円)を支払うことで和解した。 アスベストは1970年代まで断熱材などとして使用され、吸い込むと肺がんになる危険性が 指摘されている。原告団の代表は「今後のアスベスト訴訟解決のモデルになる」としている。 ●事例 Pfizer社は1960年代にthe Gibsonburg Lime Products Company and Quigley Company, Inc.の2社を買収し、両社がアスベスト含有製品を販売し、1970年代早々に販売中止 し、Gibsonburgは吸収、Quigleyは子会社として存続している。  2003年度末現在で165,700件の訴訟で補償を求められている。大半はQuigleyのみに責任 があり、同社はasbestos訴訟をカバーする保険契約を保持。 尚同社は1992年に通常事業 は廃止し、現在この訴訟業務のみ行っている。  一方Warner-Lambert社は1967-1982年にAmerican Optical Corporationを所有。 AOCはrespiratory protective devices and asbestos safety clothingの製造販売を行 っていた。 WLは1982年にAOCを売却したが、その附帯条件としてアスベスト訴訟関連は WLが責任を負うことになっており、2003年末133,100 claimsを抱えている。 Pfizer Annual report [Section 13 and 15(d),not S-K Item 405] 10-K[2004.3.10; pdf,116p] p89
●資料

[姶良ユニオン]中皮腫・アスベストホットライン 社団法人 日本石綿協会 中皮腫・じん肺・アスベストセンター - 中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会 Banjan -石綿対策全国連絡会議 - 日本におけるアスベスト問題の状況と石綿対策全国連絡会議の取り組み 日本産業衛生学会 -職業性呼吸器疾患研究会 米国CDC -Asbestos 米国環境保護局[EPA] -Asbestos











●データ









●臨床ガイドラインなど









●総説記事・文献









●ニュース・トピックス


●悪性中皮腫の鑑別用:抗カルレチニンポリクローナル抗体を用いた胸水のパパニコロー染色標本の染色

カルレチニンとは  
・カルレチニンは分子量29kDaで、カルモジュリンやCalbindin-D28Kと同じカルシウム結
合タンパクです(3)。
・免疫組織化学染色法では、悪性中皮腫に強い陽性反応を示します。正常組織では、漿膜
中皮細胞、神経細胞、ライディッヒ細胞および肥満細胞などに陽性反応を示します。
また、腺癌での陽性率は低率(約10%)です(1)(2)。
・現在、中皮腫の陽性マーカーとして最も有用性が高いと言われています。 

●[ニチレイ]免疫組織化学染色システム~細胞診検体での悪性中皮腫の鑑別に!









●リンク&リソース






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Mesothelioma Drug Approved (02/07/2004, American Cancer Society)

★From the National Institutes of Health
Asbestos Exposure: Questions and Answers (National Cancer Institute)

★General/Overviews
Asbestos (Agency for Toxic Substances and Disease Registry)
Also available in:  Spanish Public Health Statement for Asbestos (Agency for Toxic Substances and Disease Registry)
Sources of Indoor Air Pollution - Asbestos (Environmental Protection Agency)
Tox Town (National Library of Medicine) - requires Flash plug-in TOXNET Databases (National Library of Medicine) - journal citations and data files on toxicology and related subjects What Is Asbestos? (Agency for Toxic Substances and Disease Registry)

★Clinical Trials
ClinicalTrials.gov: Mesothelioma (National Institutes of Health)

★Diagnosis/Symptoms
Diagnosis and Treatment of Asbestos-Related Illnesses (Agency for Toxic Substances and Disease Registry)

★Research
Mesothelioma Drug Approved (American Cancer Society)

★Specific Conditions/Aspects
Asbestos in Construction (Center to Protect Workers' Rights)
Also available in:  Spanish Asbestos in School (Environmental Protection Agency, Office of Prevention, Pesticides and Toxic Substances)
Asbestos in Your Home (Environmental Protection Agency)
Current Best Practices for Vermiculite Attic Insulation (Environmental Protection Agency)
Health Effects of Exposure to Asbestos (Agency for Toxic Substances and Disease Registry)
Mesothelioma: Questions and Answers (National Cancer Institute)
NIOSH Recommendations for Limiting Potential Exposures of Workers to Asbestos Associated with Vermiculite from Libby, Montana (National Institute for Occupational Safety and Health)
Questions and Answers - Exposure to Asbestos in Sources Other than Insulation (Agency for Toxic Substances and Disease Registry)
Vermiculite Consumer Products (Agency for Toxic Substances and Disease Registry)
World Trade Center Asbestos Findings (Agency for Toxic Substances and Disease Registry)

★Law and Policy
National Primary Drinking Water Regulations: Asbestos (Environmental Protection Agency, Office of Water)

★Organizations
American Lung Association Environmental Protection Agency National Institute for Occupational Safety and Health
Also available in:  Spanish Occupational Safety and Health Administration
Also available in:  SpanishChildren
ABCs of Asbestos in Schools (Environmental Protection Agency)
Page last updated: 15 April 2004
Topic last reviewed: 04 December 2003



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National Lung Screening Trial Reaches Goal of 50,000 Participants (01/27/2004, National Cancer Institute)

★From the National Institutes of Health
NIHSeniorHealth: Lung Cancer (National Cancer Institute)
What You Need to Know about Lung Cancer (National Cancer Institute)
Also available in:  SpanishGeneral/Overviews
JAMA Patient Page: Lung Cancer (American Medical Association)
Lung Cancer (American Lung Association)
Lung Cancer (Patient Education Institute) - requires Flash plug-in
Also available in:  Spanish What Is Lung Cancer? (American Cancer Society)

★Anatomy/Physiology
Atlas of the Body: The Respiratory System -- Basic Function (American Medical Association)
Lungs in Health and Disease (National Heart, Lung, and Blood Institute)

★Clinical Trials
ClinicalTrials.gov: Lung Neoplasms (National Institutes of Health)
ClinicalTrials.gov: Mesothelioma (National Institutes of Health)
National Lung Screening Trial Questions and Answers (National Cancer Institute)
Also available in:  Spanish National Lung Screening Trial Reaches Goal of 50,000 Participants (National Cancer Institute)

★Coping
Information for the Asking (Alliance for Lung Cancer)

★Diagnosis/Symptoms
Bronchoscopy: Pulmonary Branch Protocols (National Institutes of Health, Clinical Center)
Can Lung Cancer Be Found Early? (American Cancer Society)
How Is Lung Cancer Diagnosed? (American Cancer Society)
How Is Lung Cancer Staged? (American Cancer Society)
Radiography -- Chest (Chest X-ray) (American College of Radiology, Radiological Society of North America)

★Disease Management
Dyspnea (Alliance for Lung Cancer)
Lung Cancer: What Happens after Treatment? (American Cancer Society)
Neuropathy (Alliance for Lung Cancer)

★Prevention/Screening
Lung Cancer (PDQ): Prevention (National Cancer Institute)
Lung Cancer (PDQ): Screening (National Cancer Institute)
What Are the Risk Factors for Lung Cancer? (American Cancer Society)

★Research
Age Shouldn't Prevent Treatment for Lung Cancer (American Cancer Society)
Air Pollution Linked to Deaths from Lung Cancer (American Cancer Society)
Cadmium Studies Suggest New Pathway to Human Cancer (National Institute of Environmental Health Sciences)
Detecting Spread of Non窶鉄mall-Cell Lung Cancer within the Chest (American College of Physicians)
Does Radiation for Breast Cancer Affect Lung Cancer Risk? (American Cancer Society)
False Beliefs a Threat to Lung Cancer Patients (American Cancer Society)
Link Strengthened between Lung Cancer, Heart Deaths and Tiny Particles of Soot, Dust (National Institute of Environmental Health Sciences)
Mesothelioma Drug Approved (American Cancer Society)
Patient Beliefs about Lung Cancer Surgery (American College of Physicians)
Some Pain Relievers May Lower Lung Cancer Risk (American Cancer Society)
Study Finds Increased Lung Cancer Risk Following Treatment for Hodgkin's Disease (National Cancer Institute)
What's New in Lung Cancer Research and Treatment? (American Cancer Society)

★Specific Conditions/Aspects
Cigarette Smoking and Cancer: Questions and Answers (National Cancer Institute)
Also available in:  Spanish Do We Know What Causes Lung Cancer? (American Cancer Society)
Emphysema: Does It Increase the Risk of Lung Cancer? (Mayo Foundation for Medical Education and Research)
Lung Cancer Questionnaire (Harvard Center for Cancer Prevention)
Mesothelioma: Questions and Answers (National Cancer Institute)
Questions and Answers about Radon and Cancer (National Cancer Institute)
Superior Vena Cava Syndrome (PDQ) (National Cancer Institute)
Also available in:  Spanish What Should You Ask Your Doctor about Lung Cancer? (American Cancer Society)

★Treatment
FDA Approves First Drug for Rare Type of Cancer (Food and Drug Administration)
Malignant Mesothelioma (PDQ): Treatment (National Cancer Institute)
Also available in:  Spanish Non-Small Cell Lung Cancer (PDQ): Treatment (National Cancer Institute)
Also available in:  Spanish Photodynamic Therapy (National Cancer Institute)
Pneumonectomy: Can I Return to Normal Activities after Having a Lung Removed? (Mayo Foundation for Medical Education and Research)
Small Cell Lung Cancer (PDQ): Treatment (National Cancer Institute)
Also available in:  Spanish Thoracotomy (Patient Educati
on Institute) - requires Flash plug-in
Also available in:  Spanish Types of Treatment for Lung Cancer (American Cancer Society)

★Genetics
Genes and Disease: Small Cell Lung Carcinoma (National Center for Biotechnology Information)

★Dictionaries/Glossaries
Cancer.gov Dictionary (National Cancer Institute)
Glossary of Terms (Alliance for Lung Cancer)

★Directories
NCI Designated Cancer Centers (National Cancer Institute) - list of approved Cancer treatment centers

★Organizations
Alliance for Lung Cancer American Cancer Society American Lung Association Lungcancer.org (Cancer Care, Inc., Oncology Nursing Society)
National Cancer InstituteStatistics
Trends in Lung Cancer Morbidity and Mortality 2002 (American Lung Association)
What Are the Key Statistics for Lung Cancer? (American Cancer Society)

★Seniors
Older Lung Cancer Patients Need Same Treatment (American Cancer Society)

★Women
Women & Lung Cancer (Cancer Care, Inc., Oncology Nursing Society)
Interactive Tutorial
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Lung Cancer

Thoracotomy

Page last updated: 21 April 2004
Topic last reviewed: 24 September 2003








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作成:2004.05.21 最終更新:2006.6.25 小菅博之
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